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#12 エレアコ p.11

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12_EleAco_1_206 大雑把に成形できました。後はブリッジプレート(って言うのかな)を作って接着し、ブレーシングを削って音を調整したり、サウンドホールの切り口をサンディングして整えてやれば側板と接着ができます。
 12_EleAco_1_207 音の調整と言っても、どこをどうすればどうなるかなんてわかっていません。たくさん作って体で覚えていくしかないと思います。
 12_EleAco_1_208 別の作業を。エンドピンジャックを取り付ける穴を開ける準備をしておきます。この写真は、表側からと裏側から、下穴を開けたときに、ドンピシャリと同じところに錐が通ったという写真。たかだか20mmちょっとの厚みの木に穴を開ける場合でも、なかなか木に対して垂直に穴を開けるのは難しいです。だから、こういうのがとても嬉しいのです。どうすれば垂直に穴を開けられるかを考え、正確に穴の位置に印をし、錐をねじ込んで穴を開ける。言葉で説明するとそういうことになりますが、言葉の通りに体は動いてくれません。
 12_EleAco_1_209 エンドピンジャックの径は12mm。12mmの錐で内側から少しだけ穴を開けておきます。外側は少し装飾を施すのでまだ穴開けができません。(2013/03/19記)
 12_EleAco_1_210 ブリッジが接着される位置に補強用の板を接着しました。材料はハードメープル。厚みは3mm弱です。ちょっと大きめかもしれません。このちょうど真ん中辺りがナットの位置になります。ブリッジの裏側なので弦の振動を真っ先に受ける部分ですから、音質に影響を与えるはずですが、残念ながらどうするのが良いかという答えは持っていません。

 

 12_EleAco_1_211 サウンドホールを綺麗にサンディングしました。スッキリとした真円にするのが難しい。箱にしてからでもできる部分なので、後でもう少し加工します。
 12_EleAco_1_212 表板へのブレーシング、ブリッジ補強プレートの接着が終わったので、表板を叩いて音響特性を確認しながら、若干のブレーシングの調整を行います。この作業も答えを持っていません。当てにならない勘でやります。今の時点では、叩いたときに高音側は高い音、低音側は低い音が響けば良しをします。なかなか言葉で説明できませんが、高音側はコンコンより少しカンカンと聞こえる感じ、低音側はコンコンより少しゴンゴンに聞こえる感じでしょうか。
 12_EleAco_1_213 ブレーシングの調整が済んだ表板です。3つ上の写真と比べると、ブレーシングを少し尖らせて削ってます。全体に音が重い感じだったので、軽量化するためにそのような加工をしました。X部の低音側の長い方が、高音側よりスキャロップド加工された部分を余計に削っています。それに直角につながる短いブレーシングも余計に削っています。
 12_EleAco_1_214 側板と合わせた図。ライニングがサウンドホールにかかるギリギリです。一箇所ヒールブロックが小さなサウンドホールを塞ぐ形になっていたので、ヒールブロックのその部分を少しだけ削りました。(2013/03/20記)
 12_EleAco_1_215  ブレーシング(Xの部分)がハマるように切り欠きを入れます。
 12_EleAco_1_216 表板を接着。一つ上の写真からこの写真までの間に、けっこうな時間がかかっています。ブレーシングが干渉しないように、無理なく表板と側板が密着するように、接着面を作っていく作業に時間がかかります。しっかりその作業をしておくと、クランプで強く押さえる必要もありません。

写真ではたくさんクランプを使っていますが、それぞれのクランプが押さえる力は弱いものです。

ボンドが硬化するまで、ちょっと外出。

 12_EleAco_1_218 外出から戻ってきて、クランプを外して、表板のはみ出した部分を削り取りました。写真の小刀は玉鋼を日本刀の職人さんが打って作ったものです。刃先が日本刀のような形になっていて、余計なところに刃が当たらないので、この作業をするときに重宝します。
 12_EleAco_1_219 大方、小刀で削り取って、少しだけサンドペーパーで削って表板の角が側板と面一になったところの写真。ボディの厚みがネック側で約60mm、エンド側で約70mmと、一般的なアコースティックギターよりは薄いボディですが、この形のボディだと、けっこう厚く見えます。
 12_EleAco_1_220 次は裏板です。ピックアップやエンドピンジャックを取り付けてから裏板を貼るか、裏板を貼ってからピックアップなどを取り付けるかをずっと考えていました。

ギリギリ手が入る大きさに作ったメンテナンス用の窓から手を入れてみて、裏板を接着してからでもピックアップなどの取り付けができそうだとわかったので、先に裏板を貼ってしまうことにしました。

 12_EleAco_1_221 裏板は表板に比べると大きく湾曲しています。その湾曲した裏板と側板(とライニング)がピッタリ接着できるように、裏板を湾曲させた治具にサンドペーパーを貼付けて、接着面を作っていきます。
 12_EleAco_1_222 こうやって、ボディの中心と治具の中心を合わせ、治具を回しながら全周をゴシゴシと削ります。これがけっこうな時間を必要とする作業でした。
 12_EleAco_1_223 接着面ができたので裏板を接着。表板の時はモールドに側板を入れた状態で接着しましたが、ボディの形が安定してきたのでモールドから出して接着しました。このやり方ならスプールクランプを使った方が楽でした。
 12_EleAco_1_224 裏板の接着をしている間に、ヘッドのインレイの加工。アワビ貝で切り出した図案がありましたが、紛失してしまったので作り直しです。今回は白蝶貝を使います。
 12_EleAco_1_225 簡単な図案なので切るのは難しくありませんが、貝を押さえる左の腕が疲れます。1.5mmの白蝶貝を初めて切りましたが、アワビよりも少し硬いかな。
 12_EleAco_1_226 切り出せました。ちょっと大きいかな。これを埋め込むための溝を彫るが、全部手作業だと難しいんですよね。

輪郭はデザインナイフや彫刻刀を使って切るのは同じですが、溝の底を一定の深さで彫るのはドレメルなどのルーターを使った方が簡単です。

ヘッドの突き板はブビンガ。ローズウッドや黒檀に比べると色が薄いので、インレイの隙間をエポキシ樹脂で埋めた時に、埋めたところが目立つ可能性があります。今回は隙間を作らないつもりで加工しようと思います。(2013/03/21記)

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