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#14 PRS Type Hollow body p.02

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バックの輪郭の成形を終わらせます。表面に対して側面が直角で平らになるように、ところどころスコヤを当てて確認しながら、鉋や鑿を使って削っていきます。表面と側面が出会う角がスッキリとした直角になって、目で見ても手で触っても側面が滑らかな形状になっていればよし。けっこう時間がかかりました。
 14_PRSCustom22_024 バックの成形が終わったので、その型をトップ材に写して切り出します。写真上の鋸が良く切れるんですが、夜は、煩いので下の良く切れない鋸でやることになります。自分の持っている鋸の中では、写真上の会津の中屋さんから購入したものが一番良く切れます。他のノコギリはホームセンターで購入したものですが、この鋸は別物ではないかと思うくらい切れます。一回の挽きで切れる量が違う。その変わり、もの凄く大きな音が出ます。
14_PRSCustom22_025 糸鋸の切れが悪くなってきて、替刃がなかったので、鋸で切れ目を入れて鑿で叩きます。大きな音が出ないように、材料を腿の上に置き、ゴムのハンマーで叩く。非常に危険で非効率ですが、他の方法が見当たらない。
 14_PRSCustom22_026 大方切れて、側面を綺麗に削る途中でこの日は時間切れ。木も侮れませんね。角の部分がスッキリした直角に削れば、うっかり扱うと手が切れるくらいになります。それくらい鋭利な角を作るように削った方が出来上がりは綺麗ですから、嬉しいことでもあります。最近、指、掌、手首の傷が絶えません。(2013/05/17記)
 14_PRSCustom22_027 トップとバックを木ネジで固定して輪郭を揃えます。
 14_PRSCustom22_028 鑿、鉋で少しずつ削ってトップとバックを同じ形にして、最後に少しだけサンドペーパーで削りました。ホローやアーチを彫るのに何時間も触れるので、綺麗な手で作業しても汚れます。最終的な表面処理はその後に行います。
 14_PRSCustom22_029 ホロー部分を彫ります。毛引きで輪郭から10mmの線を引いて、鑿で彫り始めます。
 14_PRSCustom22_030 こんな感じです。
 14_PRSCustom22_031 5時間彫ってこれ。
 14_PRSCustom22_032 8時間彫ってこれ。
 14_PRSCustom22_033 さらに8時間彫ってこれ。いつ終わるか見当がつかない作業です。鑿は切れが悪いと思ったら研ぎます。一応、すぐ使いの買ったばかりの鑿よりはよく切れる状態ですが、まだまだ切れるように研げるように思います。マホガニーはけっこう木目が交差していて、素直に切れてくれませんが、刃を入れる向きを頻繁に変えながら少しずつ彫り進めます。鑿を叩けるのは昼間だけですので、陽が落ちてきたら押して切ることになります。8時間ぐらいやっていると握力がなくなってくるので、それが作業を止める合図です。5号機のときは、ボール盤で彫り込む深さまでたくさんの穴を開けてから、すくい取るように削りましたが、今回は電動工具を使わないという前提なので、最初から最後まで鑿でやります。鑿を扱う練習と刃を研ぐ練習だと思ってやっていますが、鑿が良く切れると、作業が大変な割には楽しいです。(2013/05/20記)
 14_PRSCustom22_034 3時間くらい彫りました。3分の1が彫れたというところでしょうか。この日は八分鑿がよく切れていました。三分鑿の方は研ぎが悪かった。押して切るようにして削るので、もう少し柄の長い鑿の方がやりやすいなぁ。(2013/05/21記)
14_PRSCustom22_035 3時間くらい彫りました。この日は刃を少し鋭角につけた三分鑿が良く切れていました。縁の部分を20mmくらいの深さにして、ボディの中心部分で30mmくらいの深さのお椀状に彫っていきます。ネック接合部とブリッジやテールピースが乗る部分を残していますが、それらの部分はトップがよく震えるように接着面積を減らすため、なるべく小さくしていきます。まだまだこの作業が続きます。(2013/05/23記)
 14_PRSCustom22_036 5時間くらい削りました。やっと半分というところでしょうか。ボディ中央部をあと5mmほど削ってからお椀状にしていきます。(2013/05/23記)
 14_PRSCustom22_037 左側がいい深さまで彫れました。ここからは、右側も同様に彫って、ブリッジとテールピースが乗る部分の面積を減らして、多少造形にも拘って、綺麗な切削面にしていくという流れです。(2013/05/24記)
 14_PRSCustom22_038 ふー、やっと彫れた。もう何時間かかったのかわかりません。檜やスプルースなんかだと、お椀状の削るようなときに、鑿や鉋で一気にすーっと曲線を切り取るように刃を動かせることがありますが、このマホガニーの場合は刃が引っ掛からずに削れません。道具も腕もそういうレベルではない。

縁のところやネックの接合部、ブリッジとテールピースが乗る部分の底の部分をスキっとした角に削るのもなかなか難しい。

 14_PRSCustom22_039 ここからは仕上げ。写真のような刃の跡があります。これを鑿で取っていきます。
 14_PRSCustom22_040 写真の中央部が刃の跡を取った様子。この作業を全体に対してやります。木目が交差したマホガニーだと、切削面が平らになっているか、滑らかになっているかがパッと見てわかりづらいので、光を横から当てて確認したり、手で表面を撫でて確認したり。
 14_PRSCustom22_041 だいたい仕上げが終わったところ。繊維を毛羽立たせてしまうのを嫌って、この部分はサンディングはしません。サンディングするならシェラックか何かでコーティングするかな。
 14_PRSCustom22_042 次に裏側の加工。ここは小刀で。

シュッシュッという音が出て綺麗に削れれば良しっていう感じです。少し時間をかけて小刀を研いでから着手しました。

 14_PRSCustom22_043 うーん、もう少し深いコンターにすべきかな。ボディが通常のエレキギターより厚いので、コンターは大きく削って抱えやすい形状にしたいところです。

5号機ではいい形になったので、それを踏襲しようかどうか、違う形状にするかどうか。悩み中です。(2013/05/27記)

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