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膠でネックを接着。膠のときは忙しいので途中の写真はありません。膠は木の繊維に沁み込んで接着力を発揮するので、接着する部品の両方に塗った方が接着力を増します。だいぶ気温が上がってきたとは言え、塗った直後から硬化が始まるので、膠を塗ってから圧着するまでの時間は短くしたいです。ここの場合は膠を塗ってボディにネックを差して手で押さえつけるまで10秒というところでしょうか。 3分くらいそのまま手で押さえてました。写真は膠を塗ってから5分くらい経ったときに撮ったものです。 |
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指板の準備を始めます。8mmくらいの厚みで届いた黒檀材を6mm弱に調整します。 |
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6mmに近くなったら鉋の刃を少し引っ込めて少しずつ削ります。 |
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一方の側面を鉋で直線にし、それに対してナットが取り付けられる面を直角に切ります。直線にした側面と直角にしたナット取り付け面を基準面として指板の形を決めていきます。 |
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指板の長さ方向だけ決めてこの日は終了。(2014/04/09記) |
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ネックが接着できました。 |
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厚み調整が終わっていた指板を最終的な形に切りました。 |
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ペグを取り付けて重量バランスを見ます。この状態で重心はネックのヒール分というかボディの前端というか、その辺りにあります。これにフレットとブリッジの重さが加わると若干ボディよりに重心が移動するかもしれません。最終的に重心をこれくらいの位置に設定したいので、 すべての部品を組み付けた段階で、裏板を削る、指板を削るなどして調整します。 |
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次は指板の接着です。最初は真っすぐだったネックも少し動きました。鉋で平らにしておきます。ヘッドの近くは鉋が掛からないのでスクレーパーを使いました。 |
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膠で指板を接着。膠が硬化したら指板面の直線を見て、もし曲がっていたら鉋で真っすぐに削ります。(2014/04/10記) |
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指板がしっかりと接着できました。 |
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次はブリッジです。黒檀の板を切り出して鉋で厚みを調整します。 |
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ある程度厚みが調整できたら、ブリッジの高さを確認します。弦を張ったことを想定して真っすぐなものを当て、1フレットと12フレットの弦高を見てブリッジの高さを決定します。この後、少し鉋を掛けてブリッジが低くなるように削りました。 |
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ブリッジを成形して、実際にブリッジが接着される位置に置いてみました。 |
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ブリッジとヘッド、ネックのヒール部は自分がいいと思った形にするようにしていますが、これだとなんとなく違和感があるような気もしています。あまり19世紀ギターっぽくない形というか。大きさについては、接着面積はこれで十分だと思っています。(2014/04/11記) |
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ブリッジにサドル溝を彫りました。今回は3mm厚のサドルを使います。ここは逆さまにしてもサドルが落ちない程度に加工します。ブリッジを成形する前にやっておいた方が楽な加工です。 |
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#600、#1000のサンドペーパーで磨いた写真。(2014/04/15記) |
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膠でブリッジを接着します。ボディ側にはマスキングテープを貼ってブリッジの位置がわかるように目印を付けてあります。ブリッジにマスキングテープを貼ったのは、膠が着かないようにする、塗装が着かないようにする、中心やサドル位置に目印を付けるというのが目的です。 |
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作ったばかりのブリッジクランプを使ってクランプ。塗ったばかりの膠は少し滑りますから、 最初1分間くらいは手でしばらく押さえて固定し、その後にクランプを締め付けます。
このクランプの仕組みはなかなか使い易いです。(2014/04/16記) |
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ペグのボタン(つまみ)を変えようか変えまいか悩んでいるところ。19世紀ギターにはプラスチック製のボタンは似合わないような気もするし、全体に白っぽいギターだから似合うような気もするしで決断できません。
ボタンを固定しているネジは2.2mm径でした。いずれにしても2.2mm径のドリルの刃は買っておこうと思います。 |
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