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この日はボディの裏板を塗りました。色の濃い部分を狙って研磨してなるべくムラが目立たないようにしてから赤目の生漆を刷毛塗りしています。 |
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この日はボディの側板を塗りました。ムラ取りはこれが乾いた時点で行います。 |
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だいぶ汚くなりましたが表板は擦り漆をして研いだたら仕上げに入ります。 |
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側板と裏板は研いでから擦り漆をして仕上げに向かいます。(2015/11/27記) |
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ネックを塗りました。乾いただ研いで色合いを見て問題がなければ仕上げに向かいます。(2015/11/28記) |
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ネックが乾いたので軽く研ぎました。やっとギター全体の色合いが揃いました。ボディとヘッドだけ拭き漆をして再び乾燥を待ちます。(2015/11/30記) |
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ネックを軽く研いでから拭き漆をしました。(2015/12/02記) |
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気に入らないのでだいぶ研いで漆を削ってから塗り直しました。(2015/12/07記) |
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気温が低くて心配でしたがネックはすぐに乾きました。今度はボディの方が気に入らないので刷毛で薄塗りしました。(2015/12/09記) |
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研ぎました。#800の水研ぎペーパーで油研ぎしてから#1500の水研ぎペーパーで研ぎ傷を消すように研ぎます。 |
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全体に拭き漆をして仕上げに向かいます。(2015/12/12記) |
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塗りはそろそろ終わりにして完成を目指します。
指板の平面を出し直します。ほんの少しナット側が高かったです。 |
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フレット溝を修正。
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フレット打ち。ボディの指板が乗った部分を打つのが難しいです。 |
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ヘッドを磨いてペグを取り付け。ペグのプレートがつく部分の厚みが薄いのでペグビスはヤスリで削って短くしました。 |
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表板が汚れた仕上がりです。色合いは悪くないですが、塗装の失敗が残念です。 |
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ボディの裏と側を磨きます。この日は磨き終わりませんでした。後日続きをやります。(2015/12/16記) |
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サドルの取り付け。
ほとんど削らずにちょうどいい弦高になりそうです。 |
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ナットの取り付け。
クラシックギターの弦は振幅が大きいのでアコースティックギターやエレキギターのように弦高を下げられません。うっかりするとナットの弦溝を深く削り過ぎてしまいそうです。 弦を張って弦高の調整などの微調整をします。 |
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1時間ほど調整を行い完成。 |
クラシックギターで 檜と栗を主に使って漆塗装をしたらどうなるかを確認するための企画でした。製作の途中でタッピングして何度も表板の音質を確認していたので、出てくる音は予想したものです。なんとか楽器として悪くない程度にはなったと思います。 表板の厚みを薄めに加工したために失敗した漆塗装をやり直す余裕がなかったのが残念です。 弦長を短くしたので弦のテンションを上げるためにブリッジピンからサドルへの弦の傾きを大きめににしました。ナットからペグへの弦の傾きは標準的な角度です。ネックは細めの設定、ボディ材も薄めの設定にしました。 このギターの仕様
以前の投稿でギター作りに使えそうな国産木材というものがあります。建築用材を伐採するときに周辺の広葉樹を伐採することもあるそうで、表板用の適切な材(一般的には針葉樹で木目の細かい柾目の木材)が手に入れば、それ以外の材は製材所などから安価に入手できるかもしれませんし、余っている木材もたくさんあると思われます。 欅で製作したLes Paul Jr.タイプ、桜と橡で製作したLes Paul Standardタイプなどの、エレキギターの材料として国産木材は使用できると思いました。今回はクラシックギターのような箱物でも国産木材を活用できることが確認できました。良い楽器を製作するという点ではまだまだ経験値が小さいと思いますが、可能性が見えただけでも収穫があったと思います。材料なりの音色を楽しむつもりでやってみるといいと思います。 2015/12/21記 |
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