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#05 オリジナルギター(エレアコ)p.03

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ライニング材の準備です。10mm間隔で切れ目を入れているところ。ボンドがくっつくのを待っている間にできることをやってます。
  ボンドがくっつくのを待っていたというのはこれです。ブリッジ。注文したブリッジ材はアコースティックギター用のローズウッド。43mm x 200mm x 11mmという寸法でした。エレキギターのようなエレアコなので、エレキギターのブリッジを使おうと思い、アコースティックギター用のブリッジ材を切ったり貼ったりしてこんな形にしました。この日はこれでおしまい。
  日曜日です。音の大きな電動工具を使えるのは休みの日の昼間だけ。急いで準備してトラスロッドの溝を掘りました。幅は6mm、深さは11mmです。
トラスロッドはGuitarWorksさんから購入したダブルトラスロッドというタイプです。
前回は大失敗しましたが、今回は寸法通りに掘れました。
トリマーのガイドが一瞬ズレて、ちょっとだけ脱線しましたが、修正可能なレベルでした。修正跡はほとんどわかりません。端材でトラスロッドの蓋を作ってタイトボンドで接着した後に、カンナで出っ張りを削りました。今回はヘッド側からトラスロッドを調整できるようにします。
  指板のストッパーを接着しました。ここが0フレットになるので、中心線に対して垂直になるように注意を払いました。
  フレット専用ノコギリでフレット溝を切ります。ノコギリは切り幅が0.6mmのものです。極薄刃のノコギリで溝を切っておいたので楽に切れました。フレット溝は自作のノコギリガイドを使って切ります。
40mm x 20mm のアルミアングル材を適当な長さに切って、磁石を両面テープで貼付けただけのものです。ノコギリの刃が磁石で吸い寄せられるので、ゆっくりとノコギリを引けば刃はずれませんし、材に対して直角に切れます。フレット溝を切る場合は、写真のようにクランプで固定して使います。
フレット溝が切れました。今回は10分くらいかかりました。
  ブリッジの成形を始めます。一応図面をひいたので、図面の通りの寸法にします。Tune O Maticのブリッジが乗る部分の厚みを5mmにします。この厚みはブリッジを乗せた状態で、ネック角が3度、ネックの接合位置が20F、スケールが635mmで指板の厚みと弦の高さ、Tune O Maticのブリッジの高さなどを考慮して計算で求めたものです。ブリッジの高さはネジで調整が効くので、多少の誤差は許容します。
  弦を通す穴を開けています。角度は図面通りですが、ドリルの角度は目測で決めます。
この時になって6本分ちゃんと開けられるか心配になりました。
  2弦の穴が正しく開けられなくて修正しました。他はいい感じです。弦の間隔は10.4mmです。10.4mmちょうどには穴開けできないと思いますけど。穴の径は2mmです。
  弦のストッパーがくる部分は5mm径の穴を5mmほどの深さに掘ってから面取りしました。
大雑把に造形をしてブリッジが完成。もう少しカッコいい造形にするかもしれませんが、部品としての機能はすべて揃いました。
   一服しながら、ヘッドの製図を写し取ったりネックの接合部をけがいたり。写真に写っているのはプロトラクターという計測具。
ネックの仕込み角は3度ですよという写真です。
  部屋中木の粉だらけだったので掃除をしました。だいぶ遅い時間になったので、木を切るのはおしまいにして、側板の曲げ作業をやってみます。先日テストしたベンディング用の治具。熱量が少なかったので電球を1個ハロゲンの150Wのものに換えました。
  曲げるのが難しいので、曲げにくい部分は熱湯でグツグツ煮て柔らかくします。お湯がマホガニー色になりました。できればタライくらいの大きい鍋が欲しいです。
  ここで時間切れ。危うく徹夜になるところでした。一番難しいところを残して寝ます。
やっぱり曲げられる気がしないなぁ。今にも割れそうです。(2012/01/09記)
  なんとか片方がそれらしく曲がりました。
折れる寸前って感じです。
材料の予備があるので折れたら作り直せばいいんですが、できれば折りたくないです。角度のきついところが曲げられなかったので、急いで部材を調達しに行ってベンディングアイロンを作りました。ベンディングアイロンの説明はギターを作る道具のコーナーで。
  枠の造りが悪くて使いにくかったので、もう片方の側板はベンディングアイロンで曲げます。次からはもう1つ太いパイプのアイロンを作って、アイロンで曲げようと思います。
  ブリッジの全部品です。このギターは小細工をしようと思って、こんな構成にしました。ローズウッドで作ったブリッジの台(弦を通す穴が開いている写真の右の方に写ってるもの)にTuneOMaticのエレキギターのブリッジを乗せます。これ全体がブリッジです。表板の裏にはブリッジと同じ寸法の5mm + 5mmのプレートを接着します。ブリッジと背中合わせに接着されることになります。この部分の木材はウェンジ。本当は黒檀が良かったんですが手に入りませんでした。表板の裏のプレートからは、同じ形の裏板側のプレートに金属のパイプで接続します。金属のパイプが40mm弱で、プレートの幅広い板が5mmですから、表板と裏板との距離は50mm弱。ボディーの厚みは55mm弱ということになります。金属パイプはステンレスやアルミなどの音の伝達率の高いもの使います。これで表板で拾った弦の振動が即座に裏板に伝わり、表板と裏板がほぼ同時に振動するんじゃないかと思います。
  こんな感じになりますよ、という写真。最終的にはこれらのパーツは余分な部分をカットして容積を減らそうと思います。TuneOMaticブリッジの調整用のネジは短く切った方がいいかもしれません。ピエゾピックアップを取り付ける場所はブリッジの裏側か表板に着くプレートの表側にしようと思います。
もう一方の側板です。もう少しで曲げが終わりそうですが、慎重にやっているために一番角度のキツい部分がなかなかできません。でも、もう少しです。箱物のボディーでセットネック。やることがたくさんありますね。初めてやることばかりなので、道具を用意したり加工方法を検討したりで時間もかかります。(2012/01/10記)
   なんとか側板が曲がりました。ネック側の角の部分が今にも割れそうでおっかなびっくりちょっとづつ曲げましたが、部分的にささくれ立ったようになって割れそうです。ダメなら予備の板を曲げます。
   側板曲げで燃え尽きた感じがしたので、今日は細々した次の行程の準備をしてから、指板の厚みを7mmに落としておしまい。ネックのボディー接合部の切り出しもやりましたが、製図の寸法と5mm近く接合部分の長さが違ってました。ブリッジ位置が少し変わってしまいますが、調整可能な範囲です。(2012/01/10記)
側板の曲げ加工が終わって最初の難関をクリアしました。華麗にクリアと言いたいところですが、今にも割れそうなマホガニーの側板を見るとそんな言葉は到底使えません。右往左往しながら10時間くらいかかったと思います。簡易板のベンディングアイロンを作って曲げてみたら思ったより早く曲げられたので、後半は少しスピードアップしました。まだまだ難関がたくさん残っています。
この後の作業は、

  • 指板へのインレイの埋め込み(今回はセルロイドのなんちゃってパールで作ります)
  • ネックの成形
  • ヘッドに天神板を貼ってインレイの埋め込み(同上)
  • フレット打ちと指板の成形
  • ヒールブロックとエンドブロックの接着
  • 表板の加工(ボディーの形に切り出す、ロゼッタの溝を掘ってロゼッタを埋め込む、サウンドホールの穴開けをする)
  • 側板へのライニングの貼付けと補強、ストラップピン取り付けようのブロック接着
  • 表板のブレーシング接着
  • 表板と側板の接着
  • ボディへのネック接合部(ネックポケット)を溝堀り
  • ボディーとネックの接合部分の成形(正確にセンター出しをする)
  • ブリッジの位置決め
  • ブリッジ補強プレートの接着
  • ピエゾピックアップ、ボリューム、トーン、ジャックの取り付け
  • 裏板の加工(ブレーシング接着、振動プレート接着など)
  • 裏板と側板の接着
  • ボディーの成形
  • バインディング溝堀りとバインディングの接着
  • ネックのヘッド成形とペグ穴開け
  • ネックの接合
  • 塗装
  • ブリッジ接着
  • ハードウェアや電気部品の取り付け
  • 調整
みたいな感じでしょうか。
やることがたくさんありますし、始めてやることも多いです。
どうなることやら。
ヘンテコリンなブリッジの構造にしますが、弦の振動をブリッジが受けて、その振動が表板、側板、裏板と順番に伝わってというのが通常のアコースティックボディだと思いますが、金属パイプで表板からすぐに裏板に振動を伝えることで、ひょっとすると全体の鳴りが抑制されるなんていうことも起きるかもしれません。
まあ、好き勝手できるのがアマチュアの特権だと思うことにして、どんな結果が出るかを期待ながらやってみます。(2012/01/11記)
今日はまとまった時間が作れなかったので、このギターの制作に関しては、ストラップピンを付けるブロックを大雑把に作っただけ。もう少し側板の曲がりに合わせて形を整えたら接着します。この部分は少し脆くなっているので補強にもなりそうです。(2012/01/12記)
今日は仕事から帰って来てまずやったのが、インレイ加工をするときに貝を切るために使う糸鋸用のテーブル作りでした。このギターではセルロイドの板でインレイを作ります。それと大変なことに気がついてしまいました。
持っているドレメルのアタッチメントではロゼッタの溝を掘れません。サークルカット用のガイドが持っているアッタチメントに含まれていますが、小さな円をガイドできないからです。端材と彫刻刀でサークルカッターを試作して、試しに端材で円の切り込みを入れて彫刻刀で溝を掘ってみました。いずれドレメル用のアタッチメントは買うとして、せっかくなので自分なりに良さそうな方法を見つけようと思います。(2012/01/12記)
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