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#06 Les Paul Double Cut p.04

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  さて土曜日です。
月〜金の寝不足解消のためにたっぷり寝て少し遅い時間におきました。作業を始めたのは午後2時頃。まずはトラスロッド溝を掘ります。
専用のジグをネック材にがっちり固定してトリマーでだいたい3mmづつ数回に分けて掘ります。
  今回はここではミスはなし。
ここでほっと一息ついて一服。
  ピックアップの穴を掘ってからネックポケットを掘ります。ピックアップ穴はブリッジ側が15mmくらい、ネック側が20mmぐらい、ネックポケットは30mmの深さです。
  うまく行きました。
ネックポケットが0.5mmくらい余計に掘ってしまいました。
  コントロール類を収める穴を掘ります。ここは35mmの深さに掘りました。
  ボディーの外形をメープルのトップをテンプレートにしてトリマーで掘ろうとしましたが、ちょっと問題が発生したので加工方法を変えます。ボディーの外形線の外側に8mmのドリルで穴を開けて、糸鋸で切ることにしました。
  切り出せました。
  トリマーを使うと必ず何か失敗するんですよ。ボディーを削ってしまいました。
仕方なく埋木をします。
  こんな感じ。
トップのメープルを貼るし、ボディーのバックは少し色を付けるので見えなくなるでしょう。
  ネックポケットを少しノミで調整してネックをはめてみました。
中心線はあっているようです。ネックポケットは30mmの深さにしましたが、もう少し浅い方が良かったかな。だんだんギターの形が見えてきました。
いつもこのくらいまで進んだときが一番楽しく感じます。(2012/03/04記)
  トラスロッドの調整用ナットがハマるようにノミで溝を少し掘って広げて、トラスロッドを回す部分を加工。
トリマーで掘った6mm幅の溝ではレンチを回せないので、ノミで少し広げました。
  ヘッドの製図から外形を写し取ります。
  糸鋸でヘッドの外形を切ります。
こういうときはヘッドが水平になるようにネックを固定した方が綺麗に切れるんですけど少し横着をしました。後でヤスリなどで外形を整えるときに削る部分が少ない方が楽なので、なるべく削り代を作らないように製図の線ギリギリを切ります。(ギリギリに切る・掘るは今回の制作のテーマの1つ)
ギリギリに切ると表は良くても裏側が切り過ぎになったりするので慎重にやります。
  ヘッドの外形が切れました。
もう少し幅の広いネック材だとGibsonヘッドなら耳を貼らなくて済むんですけどね。
  自作のなんちゃって畦牽きノコでネックの厚み+2mmくらいのところを切ります。
替え刃式のノコギリの替刃を加工したものを、取っ手をひっくりかえして取り付けてます。なんでこんなところを切るかというと、この後、ネックの側面からノコギリで挽き割りするときに、ノコギリの刃がここで切った線に沿って進むようにするためです。
   ノコギリをネックに対して水平に弾けるように、ノコギリの刃が入るだけノミで削りました。
  こんな感じ。これでノコギリをひけば、2つ前の写真で切った溝に沿ってノコギリの刃が進み切り損じがありません。
電動工具を使わないでネックの厚みに切る場合には、この方法が早いと思います。
今回のギターのネックはマホガニーなので切りやすいです。
2つ前の写真の作業から挽き割りが終わるまで1時間程度でした。
メープルネックだともう少し時間がかかるかもしれませんが、大差ない時間で切れると思います。
  最終的にはナットの部分で15mm、20Fで21mmくらいの厚みにしますが、この状態ではそれぞれ2mmくらい厚く切っています。
  ネックの側面を加工します。
カンナを当たられない部分はノミで削ります。
  カンナでサクサクと削ります。1つ前の写真とこの写真の作業で30分くらいかかります。このギターは指板にバインディングがあるので、ネックに指板を接着してから指板もろとも幅を調整するということができないので、ネックの削り過ぎには注意です。
  Les Paulのこの部分はのっぺりしていますが、ここは好みの形状にしました。この部分は小刀でサクサクと削れます。
  小刀、ノミ、カンナを使って、目標の厚みと形状になる直前まで加工しました。
この状態で1mm弱目標の厚みより太いです。
  ボディーとの接合部の形状はこんな感じ。
本家Les Paulの形状を踏襲しました。(本家Les Paulより若干ハイポジションを弾きやすくしています)
  ボディーとネックを合わせた図。また少しギターの形がわかりやすくなってきました。このダブルカッタウェイのLes Paulはあまり人気がないようですが、僕は結構好きな形かな。
  まだこの部分はきっちりと詰めていません。
ボディー側のネックに面する部分をネックと合わせながらあと2mmほど削ります。意識的にネックの接合部を末広がりにしたので、ネックはボディーの前方からだとハマりません。(前方には抜けません)この状態でネックとボディーの中心線はぴったりあっているので、少し時間をかけて3度の仕込み角と中心線を確認しながらぴったりハマるように加工します。指板の加工、ネックの接合、ブリッジの加工はギター作りの肝だと思います。これらがしっかりできれば、とりあえず音痴にはなりませんから。
これらの加工は難しくて大変ですが、やっていて楽しい工程でもあります。(2012/03/05記)
  メープルのトップ材に反りもなく、すでに接着面は平滑にしてありますので、トップ材を接着してしまいます。弦アースはコントロールキャビティからテールピースのスタッドボルトがハマる穴に向けてドリルで掘りました。
ヌルヌル滑るので最初は手でそっと押さえて、材が動きにくくなってから少しづつクランプで締め付けます。
このクランプがずらっと並ぶ光景が好きです。トップ材とバック材は、それぞれ紙の製図を写して切り出したため、若干形が違います。接着が終わった時点で成形します。
  トラスロッドの蓋を作ります。
トップ材を切り出した残りのメープルです。トラスロッド溝の幅は6mmですから、7mm幅に切って、接着面を若干テーパー上にして押し込むようにしようと思います。
  ボンドをつけて蓋を押し込みました。このまま一日置いて、 明日以降、ボディの整形とネックの成形を続行します。(2012/03/06記)
  トラスロッドの蓋が接着できたのでカンナでネックと面一にします。
  とりあえずこんな感じ。
指板を接着するときにサンドペーパーで平面を作るので今日はここまで。このまま接着してもいいくらいに平面が出ていますが、接着するまでに多少木が反る場合もあるので最終チェックをする意味で平面出しをやり直す予定です。
  トラスロッドのナット部分に蓋をします。
マホガニーの端材に9mmのドリルで穴を開け、それをまっ二つに切って蓋をします。
写真はギュっと押し込んでハマるような寸法に削ったところです。
  タイトボンドを付けてギュっと押し込んで接着。
生乾きうちにサンディングします。
  ネックのヘッドの厚みを落とします。当初はヘッドの表を黒に塗ろうと思っていましたが、天神板を貼ることにしました。
ですからここでは天神板の厚みを差し引いた厚みまで削ります。このギターはボディがチェンバー構造でネックが相対的に重くなってしまうので、天神板を含めて13mmくらいになるようにヘッドを薄くします。

13mmもあれば強度に問題はないと思います。

  できました。
ネックの握りの部分も少し削って最終的な太さにしました。ここで今日は時間切れ。
ちょっと仕事が忙しくなったので、当分は夜の作業は早めに終わらせるようにします。
そうは言っても日付が変わるくらいまでやってしまいますが。(2012/03/07記)

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