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#08 PRS Custom 22 Hollow Body p.05

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ポジションマークを埋める溝を彫ります。遅い時間になると音がうるさいと怒られるので、ドレメルのルーターで彫る作業は手短に済ませ、彫刻刀メインで修正します。こういう電動工具を使いたいときが、うまく休日に当たるといいんですが、なかなかそうもいきません。この日は時間の制約があって4つしか彫れませんでした。ポジションマークを埋めてから指板を仕上げるために、指板の厚みは目標の厚みより0.5mmほど厚くしてあります。1mm厚の真鍮から切り出したポジションマークを面一になるくらいの深さで埋めてから、指板を仕上げていきます。(2012/09/19記)
できました。途中の写真を撮り忘れてしまいましたが、ここでの作業は、

  • ルーターでざっくりと彫る
  • 彫刻刀で溝を修正する
  • エポキシ接着剤にサンディングしたときに出たローズウッドの粉を混ぜたものを溝に埋め
  • 切り出した真鍮のポジションマークを詰め
  • エポキシが硬化したらサンディングで平らにする

というものです。

真鍮は磨いて光を当てると綺麗ですが、指板はトップコートをしないので、すぐに黒ずんできます。けっこう地味だと思います。

   結局トラスロッドの溝には蓋をしました。
   指板を最終的な長さに切って、タイトボンドでネックに接着。今回は中央が凹んだ形に削った板をあてがってクランプしました。こんなにたくさんのFクランプは必要ないかも。あまり自分を信用していないので、多くの場合、削り代を残して大きめに材料を切り出してから徐々に最終的な寸法に合わせていきます。指板も全体に1mmくらい幅広ですので、この後、最終的な寸法に合わせて削ります。ヘッドにはどんな文字や絵柄を入れるか、まだ考えていません。(2012/09/21記)
  ネックの握りの部分を削ります。最近は小刀とスクレーパーでほぼ最終的な形まで削ってしまいます。サンドペーパーは最後にちょっと表面を馴らす程度に使います。
  こんな感じです。まだ少し太いので、ボディーに仮付けして演奏する時と同じように持ってみて少しづつ好みの形状に修正していきます。
  ヒール部はこんな感じ。ボディが分厚いですね。この周辺を少し削ってしまおうかどうか悩んでいます。
  ポリュートはこんな感じ。
  ペグ穴を開けました。今回はボール盤を使いました。微妙ですが左右で少し位置をズラしてあります。低音側が少し下がってます。
  ヘッドのマークはこれ。椿の花です。今回はシンプルに。これくらいシンプルなのが好きです。
  マークを埋める溝をドレメルで彫りました。シンプルな形なのですぐに終わりました。
  ローズウッドを#240のサンドペーパーで削った粉をエポキシ接着剤に混ぜて溝に流し込み、真鍮のマークをギュっと押し込んだ状態。
  エポキシ接着剤が乾いたところでサンドペーパーで削った状態。付き板がマダガスカルローズウッドで少し赤みのある木です。そこに赤みのある真鍮ですから、光が当たっていないとかなり地味な印象です。
  ね、地味でしょ?今回のギターは吠えるようなギターではないので、全体的に地味目にしたいと思います。(2012/09/22記)
  フレット打ちです。両端の舌を切ってフレットを指板の幅に切りそろえて準備しておきます。そのフレットを指板のRよりも少しキツめに曲げておき、両端を先に打ち込んでから、徐々に真ん中を打ってフレット全体が指板に密着するようにします。フレットを曲げておかないと、片側を打つともう一方が浮き上がって、まるでモグラ叩きのような状況になります。

ハンマーで叩くこの作業はけっこう音が出るので昼間しかできません。夜やるばあいはネックを手で持ってプラスチックハンマーで叩くなど、ちょっと苦労します。いずれの場合でも、誤って指板を叩いて傷を付けないように細心の注意を払います。

   指板から飛び出したフレットの端をヤスリで削り落とします。ネックはギターの部位の中でもデリケートなものの一つですが、案外手荒な加工をします。
  サイドポジションマークを埋め込みヤスリで出っ張った部分を削り落としている図。2mm径の真鍮の棒を埋め込んでいます。
  ネックが若干逆反りでした。指板を削るときに調整し、さらにフレットの擦り合わせで調整しました。
こうやって何度もフレットの高さを確認します。指板の中心から左右に何カ所かスケールを当てて、指板全体で確認します。
まだ若干逆反りの傾向が残っていますが、弦を張るとちょうどいいかもしれません。もしダメなら再度調整します。ハイポジションで弦高を低くするために、12フレット以降のフレットを若干低めに削りました。
  フレットの頭(クラウン部)を丸くするために専用のヤスリで削っています。ステンレスのプレートを当てて指板面を削ってしまわないようにします。マスキングテープを張る、アクリルなどのプラスチックの板を当てるなど、製作者によって様々な方法が採用されています。
  ネックが完成しました。指が引っかからないように、フレットの端はヤスリで削って丸めてあります。弦を張ってから微調整が必要な場合がほとんどなので、この段階では完璧を目指しません。
  ネックができたのでボディに接着してしまいます。これはタイトボンドをボディとネックの接着面に塗り付けた写真です。
  そしてボディとネックのドッキング。いつも、クランプをする前に、ネックの中心がズレてないかを確認します。ここで確認して、もしズレていたらどうしようもないんですが。
  だいぶギターになってきました。次は塗装ですが、ボディもネックも下地調整にまだまだ時間が必要ですので、色が着くのはだいぶ先です。(2012/09/24記)

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ディスカッション

#08 PRS Custom 22 Hollow Body p.05」への2件のフィードバック

  1. フレットは銅ハンマーかプラハンで打ちましょうよww
    樹脂のまな板で指板のRに加工して椹木にするとか^^

    いいね

    投稿者: 伊藤 伸一 | 2013/10/28, 5:39 am

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