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#08 PRS Custom 22 Hollow Body p.08

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配線です。この作業がエレキギター作りの中で一番嫌いです。 写真はブリッジのスタッドの底にアース線をハンダ付けしてボディに埋め込んだところです。
  ピックアップを載せようとしたら、指板が邪魔して、ネック側のエスカッションがはまりません。指板の端を2mm強ノコギリで切り落としました。その時にやっちゃいました。ボディにノコギリの刃が当たって一直線の傷ができてしまいました。一応、テープを貼って養生していましたが、テープの下まで刃が届いてしまいました。幸い傷が浅かったので、シェラックを塗って埋められそうです。
  ハンダ付けしているところが、どうしても写真に撮れません。
  できました。指が太いのでサウンドホールに小指しか入りません。トグルスイッチとタップ用のミニスイッチはギターの弦や紐でつり上げました。実は最初に取り付けたときにピックアップのリード線がトグルスイッチのところで切れてしまい、全部外して配線をやり直してます。 
  ナットの取り付けです。買ってあった牛骨のナットが入るようにノコギリでヘッドの突き板を切り落とします。
  ノミでナットと接する部分を平らに削ります。
  ナットを押し込んでつまみ上げるとギターが浮くくらいのハマり具合にします。
  このネックはナットのところで42mm幅です。1弦と6弦はネックの端から3.5mmの位置、弦と弦の間が7mmですので、その位置に薄刃のノコギリで浅く切り込みを入れ、専用のヤスリで弦の溝を切ります。
  弦を張りました。
  大雑把にブリッジの高さを調整して弦の高さを設定しました。弦高は低めギリギリくらい。低めギリギリにするのは、弦のビビりなどがないかを確認するためです。
  早速、チューニングして弾いてみました。いい音です。そして弾きやすい。重量のバランスも悪くないし、ボディの厚みも気になりません。
  12フレットで弦高は500円玉の厚みくらいにして、弾きながらすべてのフレットを押さえてみると、1Fと2Fで少しビビり音が聞こえます。フレットの擦り合わせをもう少しやる必要がありそうです。この段階では、オクターブチューニングもしていません。フレットの調整が終わってから調整します。
  今回ピックアップはGuitar Worksさんが作っている安価なタイプ。夜なので小さな音しか出していませんが、ちょっと弾いた限りはいい音だと思いました。(2012/10/20記)
  トラスロッドの調整窓のカバーを作ります。まずはローズウッドに薄く削った白い木を貼付けます。
  こんな形です。ローズウッドが2mm、白い木が0.5mm。葉っぱをイメージした形です。
  ギターに取り付けるとこんな感じです。これも塗装はシェラックを使うので、磨けるようになるまでだいぶ時間がかかります。もっと早くやっておけば良かった。しばらく弾いてみた気がついたこと。修正しなければいけないことが3つも見つかりました。

1つ目は塗装。半田ごてを当ててしまったようで、一箇所塗装が溶けてます。2つ目はフレット。低いポジションで少しビビります。弦高がかなり低いので、もう少し弦を上げれば直りそうですが、弦高が低い方が弾きやすいのでフレットの調整をします。3つ目は、これが一番嫌な点ですが、トーンコントロールが効かない。ボリュームみたいな効き方をします。どこをどう間違えて配線したかわかりませんし、コントロール類を取り外して配線し直すのは、このギターの場合はかなり面倒なので腰が重いです。(2012/10/21記)

 完成!

  トラスロッドカバーの塗装が終わるまで時間がかかって完成が遅れましたが、すでに弾ける状態だったので、ときどき弾いていました。4号機が深海のイメージだったのに対して、この5号機は熱い血のイメージで塗装しました。ワインレッドに若干褐色のシェラックを塗り重ねることで、少しだけ落ち着いた色になって、思いがけなく好みの色になりました。
  ピックアップはGuitarWorksさんのハムバッカー。廉価版のようですが、満足できる音です。出力はあまり高くなくて、DimarzioのPAFくらいでしょうか。このギターにはちょうどいいと思います。不満があると言えば、4号機のSuper Distortionに比べると、ボリュームを絞ったときの音が頼りない感じになるのと、オーバードライブさせてコードを弾いたときに、各弦の音がよく聞こえないところでしょうか。ギターの作りによって差がでると思うので、ピックアップの問題ではないかもしれません。
  ブリッジ側のハムバッカーはミニスイッチをつけてハム/シングルの切り替えができるようにしています。テールピースがなく、ボディーに弦を通しましたが、シックな見た目に似合っているかもしれません。

ネックを細めにし、ボディも中が空洞で、弾いていると弦の振動とボディの鳴りを感じられます。4号機のようにガツンとして音ではなくて、マイルドな音です。

  ローズウッドの突き板を貼ったヘッドに真鍮を切り抜いて作った椿の花のマーク。和風なデザインを念頭に作りましたが、自分ではいい感じに出来たと思います。まだフレットの調整をもう少ししたいのと、トーンポットの配線を切ってしまったようで、トーンが適切に効きません。いずれはそれは直します。

配線作業をしているときに、うっかり半田ごてをボディにつけて、一箇所塗装を溶かしてしまいました。大きな失敗はそれくらい。まだまだもっと丁寧に作れば良かったと思う部分もありますが、自分好みのいいギターに仕上がったと思います。弾いていて楽しいので、僕にとっては間違いなくいいギターです。

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