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#09 Felipe Conde Type P.01

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ギター作りを始めてそろそろ一年です。一周年記念の6号機はクラシックギターです。Al Di MeolaやPaco De Luciaが使っているFelipe Condeというスペインのギターのコピーモデルを作ってみます。デザインはAl DiMeolaモデル(尖ったカッタウエイのモデル)を踏襲して、手に入る(買える)材料で似たものを作ります。2号機でアコースティックボディを一度経験しているので、その製作法の応用でいけると思います。スペイン式のネック接合方式の場合はワークボードというギターの形の板の上に組み立てていく方式ですが、今回はモールドを使う方法でやってみようかと思っていますが、途中で方針を変更するかもしれません。Al Di Meolaのギターは170万円もする高級ギターです。ボディが少し薄めで、RMC社製の各弦独立のピックアップを搭載し、ギターシンセサイザーを駆動するものですが、予算的にそんな贅沢なギターは作れません。シンセサイザーモジュールも買わないといけないし。(いつかは作ってみたい)
主な材料はアイチ木材さんから購入。表板はシトカ・スプルース(本物はジャーマン・スプルース)、裏板と側板はインド・ローズ(本物はマダガスカル・ローズ?)、ネックはマホガニー、指板とブリッジはエボニー、ライニングとブレーシングはスプルースです。
それ以外の材料は大和マークさんから購入。まだ全部必要な材料を揃えていません。今回は時間がかかりそうなので、2ヶ月に分けて材料を手に入れます。ヘッドの突き板はインド・ローズ、ロゼッタは内径が92mmのものです。ロゼッタは自分で作ってみたいですが、難しそうなので今回は完成品を買いました。
今回はいろいろ準備しなければいけません。まずはモールド。外枠型のモールドを作ります。12mmのベニアで18mmの1by材をサンドイッチするような形にしますが、厚みを70mmくらいにしたいので、12mm + 18mm + 18mm + 12mm では少し薄いため、もう一枚何かを間に入れます。表板と裏板の接着をするときにスプールクランプを使うつもりなので、スプールクランプを作ります。5〜6cmおきくらいにクランプしようと思うと25本前後のスプールクランプが必要になるかもしれません。写真の製図は最終的に作る物と少し違います。(カッタウェイが違う)(2012/09/30記)
  モールドを作り始めました。まずは12mmのベニアの切り抜き。糸鋸でゆっくり切り抜きます。これをあと2枚切り抜いて、上面と底面にして、その間には18mmのパイン集成材をサンドイッチして、合計60mmの厚みになるようにしますが、パイン集成材が半端な大きさなので、継ぎ接ぎだらけになります。
スプールクランプを作りました。23本という半端な数です。25本できるはずだったんですが・・・・(2012/10/01記)
  ゆっくり進んでおります。4枚の基準になる枠を切り出して形を整えているところ。
  上の写真の4枚が表と裏にきて、その間は継ぎ接ぎの木をサンドイッチ。数が多いので、継ぎ接ぎの木を切るのも時間がかかります。結局12mmのベニアを5枚重ねて60mmの厚みにします。夜は煩いと言われるのでノコギリもあまり引けません。この日はここまで。(2012/10/02記)
  厚さ60mmの固まりになったところ。接着ができたら、内側を成型して、スプールクランプのボルトを通す穴をあけて、カッタウェイのアタッチメントを作って、モールドの左右を固定する仕掛けを作ります。まだ、完成までにやることがたくさんあります。(2012/10/03記)
  枠の接着が終わって、片側(右側)の内側の成型をしたところ。一日でこれしか進みません。(2012/10/04記)
  左側の内側を成形して、スプールクランプを通す穴を開けました。予定通りというか予想通りというか、なかなか進みません。まだ左右で内側の側板に接する面が若干合っていませんが、もう少しです。スプールクランプを取り付け取り外しし易いように、モールドの内側から穴に向けて溝を切った方が使い易そうです。テール部分はボルトで左右を固定するので、ボルトを通す溝を彫ってみました。ネックが通る部分は取り外せるようになっています。スペイン式でネックとボディを接合するような場合はこの部分は取り外し、ドイツ式で接合するような場合はこの部分を取り付けたままボディを組み立てます。この部分の幅は62mmです。右型の部分に長細いブロックが転がっていますが、これにカッタウェイの形のアタッチメントを取り付けて、モールドの右肩部分に差し込むようにします。いやー、しかし、ベニアの固まりは硬くてヤスリがけが大変です。今週中に完成させるつもりでしたが、少し完成が遅れそうです。(2012/10/05記)
引き続きモールド作りです。側板が接する面の直角を確認している写真です。モールドのどこでもこの面が直角で平らになるようにヤスリで削ります。これがなかなか大変です。
大方出来ました。上の写真で説明しているように、まだ側板が接する面が完璧ではありませんので、もう少し調整が必要ですが、ネック側とテール側をボルトで固定できるようにし、カッタウェイの型を決めるアタッチメントを差し込みました。スプールクランプを取り付けるところをいくつか溝にしてみました。表板や裏板を接着するときに、クランプが動いた方がやり易いので、穴よりも溝の方がいいかもしれません。ホールドの内壁をもう少し成形して、くびれの部分で側板がモールドに密着するように内側から突っ張るものを作れば、モールド作りは終了です。もう少し。(2012/10/06記)
さて、いよいよ製作開始です。材料の厚みを落としてボディ材の準備をするのころから。これはバック材のローズウッド。カンナがけがやりにくい木材です。

5mmほどの厚みの材料が届きますから、これを4mm強まで落とします。

接ぎ合わせ面を直線にします。簡単そうで、けっこう難しい作業です。
  さあ、ボンドを塗って接着!と思ったら、小さな穴をいくつか発見。このまま接ぎ合わせたら、背中に穴の開いたギターになるところでした。接ぎ合わせ面から15mmほど切断して、一つ前の手順に戻ってもう一度接ぎ合わせ面を作ります。
  接着!作業台を利用した接ぎ合わせ用の治具です。2号機以来の登場。はみ出したボンドが押さえ板につかないように、クッキングシートを挟んでます。

ここにティッシュペーパーを使う人もいるようです。濡れ雑巾で拭けばすぐに取れるので、いいかもしれません。

  次の表板のスプルースです。ローズウッドと違って削りやすいです。これは3mmまで薄く削ります。ローズウッドの裏板は厚めにしましたが、木の表面がカンナがけで失敗するとガタガタになるので、削り代を残すためです。

また表裏ともに、接ぎ合わせしたときに、接ぎ合わせ面が若干ずれて段差になることがあるので、そのときの削り代も残します。

  接ぎ合わせ面はピッタリ直線。中央がほんの少し光を通すか通さないかぐらい凹ませると圧着したときにしっかり接着されるそうです。もちろんこれもそう加工してあります。
  接ぎ合わせ!下に板を敷いて、上に板を置いて錘を乗せて、左右から挟み込んだ力で接ぎ合わせ面が浮いたり沈んだりしないようにしています
  接ぎ合わさりました。
  接ぎ合わせ部分の小さな段差を削って、最終的な厚みに近いところまで削ります。裏板は最終的には2.8mmほどにするので、塗装時にサンディングで削られる分を考えて3mmまで削ります。まだ途中です。今回は写真のカンナを使いましたが、未だにカンナの扱いが下手です。

最近砥いだカンナ刃ですが、今ひとつ切れが良くありません。砥ぎ方が今ひとつ良くないのでしょう。そして微妙な刃出しが上手くありません。

まだまだ未熟です。

写真の左側に写っているアルミボディの替え刃式カンナの方が良く切れます。(2012/10/08記)

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