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ロゼッタの模様の色が一部剥げていたのでステインで補修します。 |
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シェラックを一回塗ったところ。 |
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こちらも、シェラックを一回塗ったところ。濃いめの色にしようと思っていますが、このオレンジシェラックを塗り重ねていけば欲しい色合いになると思います。色白美人を目指すなら、もっと透明度の高いシェラックを薄塗りするしかないのかもしれません。あるいはラッカーを使うか。 |
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シェラックを塗ったら、タンポにパミス(軽石の微粉末)とアルコールを付けて擦ります。シェラックをアルコールで溶かしながら、パミスが木の表面を削り、その削りとった粉とパミスが導管に入って固定される。そうやって導管が埋まって行きます。 |
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シェラックを塗る、パミスを使って目止めをするということを3回繰り返した後です。 |
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こちらも。ローズウッドとマホガニー。二大導管番長みたいな木です。なかなか導管が埋まりません。一日経つと、シェラックが固まって痩せてきますから、少なくとも目止めの最後の段階では、一日放置して確認します。 |
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表板は目止めはしませんが、シェラックを塗って、研いでを繰り返すことになります。 |
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一日の終わり。一服しながら、その日の作業内容を振り返ってほんの少し反省して、翌日の作業のイメージを作ります。フローレンタインカッタウェイのクラシックギター。カッコいいです。でも、クラシック奏者のように、左の足にギターを乗せて弾くスタイルは、たぶんあまり似合いません。(2012/12/06記) |
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ヘッドの突き板の部分の目止めはもう少しというところまできました。弦が通る溝の中もやるのかな。すごくやりにくいんですけど。 |
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ネックの握りの部分はほぼ目止めができました。 |
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ボディはまだ穴だらけの状態。面積が広いから大変です。(2012/12/07記) |
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やっと目止めが終わりました。ここまでシェラックを塗る、乾くのを待つ、パミスで擦って導管を埋めるの5回以上繰り返しています。マホガニーのネックよりも、ローズウッドのヘッドの突き板やボディの方が大変です。 |
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導管が埋まったので、シェラックを塗り重ねます。だんだんいい色になってきたなと思えるところまで、10回くらい塗ってます。あと30回くらいは塗る事になるでしょう。 |
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裏板と側板はだいぶテカテカしてきました。ネックはもう少し塗れば仕上げられそうです。平日は朝起きて1回塗って、仕事から帰ってきてから 3回か4回塗ってを繰り返し、今度の土日に仕上げ塗りまで行きたいところです。後半の10回ぐらいは、研いで塗っての繰り返し。最後に#800〜#1500まで、番手を上げながら水研ぎペーパーに油を塗って研ぎを行い、最後にコンパウンドで磨いて仕上げる。そんな段取りです。(2012/12/09記) |
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中一日空けて、中塗りを続行。3回塗って、研ぎを入れてから、2回塗りました。だいぶ求める色になってきました。(2012/12/12記) |
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中塗り(シェラックの塗り重ね=色を着けていく)も終盤です。ここまでは2カットのシェラック液を塗ってきました。そろそろ1カットに薄めて、薄く丁寧に塗り重ねることにします。あと20回くらい塗ると思います。参照モデルのフェリッペ・コンデのこのタイプのギターは、もっとカッタウェイがそそり立った形をしています。そっくり真似るのは気が引けるので、控えめの形状にしましたが、本物の方がカッコいいかな。(2012/12/13記) |
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失敗も積極的に残しておきます。解体したときに剥がれた表板の端の部分です。こんなのがいくつもあって、塗装をしているときに残念な気持ちになりますが、正視していきましょう。
そろそろ仕上げ塗りに入ります。金曜日、土曜日、日曜日でなんとか塗りが終わって、乾燥を待って研ぎに入る予定です。(2012/12/14記) |
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ヘッドの塗りはこれくらいでいいでしょう。
この後、試しにオイル研ぎしてからコンパウンドで磨いてみましたが、なかなか鏡面になりません。
たぶんやり方に問題があると思いますが、皮膜の薄いシェラックで鏡面仕上げするのは難しいです。 結構しつこく下地作りをしてからシェラックを塗っていますが、まだ不十分なのかもしれません。 |
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ロゼッタの埋め込みもあまり上手ではありません。
自作のサークルカッターで溝の外周と内周に切り込みを入れてから、その間を彫刻刀で彫るという方法でやっていますが、機械でやったような精度が出せていません。もっとも機械でやったから上手く行くかというと、自分の場合は疑問符が付くんですが。 |
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そろそろナットとサドルを削る準備をしようと思って、サドルをブリッジに乗せてみたら、あら大変。ネックが順反りしてました。指板を貼る時点で確認した時は反っていなかったのですが。ネックに熱を加えて修正を試みています。 |
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