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#09 Felipe Conde Type P.04

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ネックの形に切っていきます。まずはネックの握りの部分。いつものやり方です。

  1.  握りの部分の厚みまで、ノコギリで何カ所か切り込みを入れる。(ネックの長い方向に対して直角に切り込みを入れる)
  2. ネックの長い方向に対して、握りの厚みがわかるようにノコギリで溝を切る。畦引きノコギリがあると便利。
  3. ネックの長い方向にノコギリを引いて、挽き割りするので、ノコギリが入る幅までノミで削り取る。
  4. ノコギリを横にして(ネックを写真のように置いた場合)、挽き割りする。

結果は写真のようになります。

  指板の形に合わせてネックの幅を調整する。 ノコギリで切り取る場合もあれば、写真のようにカンナで削り取る場合もあります。なるべくノコギリで切り落として、端材の再利用を考えます。ヘッド側はノコギリやカンナが使いにくいのでノミを使います。
  ヘッドもノコギリやカンナで大雑把に切り取り、湾曲した部分は小刀で削り取ります。 この段階では切り過ぎ削り過ぎを避けるために、罫書いた線より少し外側を切り、指板ができたらピッタリの寸法に合わせます。
  ヘッドの厚みが間違っていたようです。 突き板の厚みを考慮せずに罫書き線を描いていたのかもしれません。ここは刃物が使いにくい場所なので、最初にノコギリで切り落とすときに、なるべく寸法通りになるようにしたいところです。この後、写真に写っている小さなカンナで削りました。アイチ木材さんから購入したヘの字型のネック材を使っていますが、クラシックギターの場合は20mmの平板を切って貼って作った方が楽かもしれません。ネックを作ると言っても、このように(1)ヘの字型のすでに角度付きネックの形に近い状態の材料を使う方法以外に、(2)平板をヘッドの角度に合わせて切って貼ってヘの字にする方法や、(3)ほぞのような形でヘッドを継ぐ方法、(4)ネックの断面形状に切った木を数枚接着して角度付きのネックを作る方法など、いろいろあります。(2012/10/25記)
  ヘッドにペグを取り付けるための加工を行います。ここは幅15,6mmのスロットになる部分。両端に15mmのドリルで穴を開けて、その間を切り抜こうと思います。まずは写真のようにドリルの刃で少しだけ彫り込んで、穴がチップしないようにして・・・
  裏から穴を貫通させます。チップしてしまいました。削ってしまう部分なので気にしないで先に進みます。
  こういうものを用意します。3つの穴を35mm間隔に開けたものです。
  それをこのようにしてヘッドの側面に押し付けて、ペグの軸を通す穴を開けます。なんとなくおかしいと思ってたんですけど、穴の径が小さかったかもしれません。10mmのドリルで開けるつもりだったのに、9mmのドリルでやってしまいました。ペグの軸は10mmですから、穴を広げなくてはいけません。まあ、なんとかなるでしょう。
  穴開けが終わったところ。ドリルの径は間違ったかもしれませんが、穴開け自体は正確かつ綺麗にできました。
  弦が通る溝を切り取ります。ギター職人の田中さんにいただいた畦引きノコが大活躍です。これがけっこう真っ直ぐに切れるんです。これでやりにくくなるところまで切ります。

 

  裏と表から畦引きノコで切りにくくなったら、自作の小型ノコの出番です。刃はジグソー用で硬く曲がりにくいので、これもブレずに切れます。ただし、切れ味はあまり良くありません。ジグソーの刃は、電気の力で無理矢理切る道具用に作られているようです。人間が弱めの力で引くと切れがとても悪い。刃は焼き入れされており、ノコギリの目立てヤスリが負けるような硬さです。
  切り取れました。この作業はいろいろなやり方があるようです。僕が知っている限りでも、

  1. ドリルで15mmの穴を連続していくつも開けて、その間をノミで落としていく
  2. ルーターやトリマーを使って削り取っていく
  3. 両端に15mmの穴を開けて、電動の糸鋸でその間を切り取っていく
  4. 両端に15mmの穴を開けて、手動の糸鋸でその間を切り取っていく

など。

今回のやり方は4とほとんど同じ手法で、道具が違うだけです。1はノミを叩く音が大きいので不可、2も音が大きいので不可、3は電動糸鋸を持っていないので不可、4は真っ直ぐ切るのが難しいので不可。

 

  溝の修正です。切り抜いた木片にサンドペーパーを巻き付けてゴシゴシ。
  脈絡なくこんな写真が出てきましたが、ヘッドの加工が大方終わったので、ヒール部分を接着しておきます。ヘッドの加工をするときに、ここが邪魔になると思って接着しないでおきました。
  丸棒にサンドペーパーを巻き付けて、溝のナット側を斜めに削って、だいたいできました。後日、もう少し綺麗に仕上げます。まだヘッドの頭の部分の造形ができてません。(2012/10/26記)
  ヒール部を接着している間にヘッドの成形をします。写真のように小刀でだいたいの形に削ってからヤスリやサンドペーパーで形を整えます。比較的削りやすいマホガニーも木口は硬い。
  できました。後でサンディングして微調整します。
  間違って開けてしまったペグ穴。右が作り直したジグです。穴の径は10mmです。(間違った方は9mm)
  ジグをしっかり固定して穴を開けるわけですが、9mmの穴を10mmで掘り広げるのは難しいです。中心がずれたら上手くドリルが真っ直ぐ進まない。何度もジグの位置を確認してから、ドリルをしっかり持ってゆっくり掘ります。
  一箇所だけ先の方で穴がズレたので、埋木をして穴を開け直します。ペグもしっかりハマって問題なく回せます。ホッとしました。
  ヒール部の加工です。ノコギリで切り落とせるところは切り落とし・・・
小刀やノミで削り取っていきます。力の入れにくいところなので、思ったより大変な作業でした。
  側板をはめる溝を切ります。平らな板を当ててノコギリの刃がズレないようにして切ります。
  田中清人さんにいただいた道具がここでも大活躍。日本のノミは一番幅の狭いもので3mm。この溝は2mmちょっとなので入りませんが、この道具は1.5mm幅の 突きノミのして使えます。ノコギリで入れた2本の切り込みの間をこれですくい取ります。
  この溝は若干奥に行くにしたがった幅が狭くなってしましました。スクレーパーにサンドペーパーを巻き付けて削り、溝の奥の方を少し広げます。
  こちらは木のガイドなしでいきます。写真のような胴突きノコギリなら真っ直ぐ切りやすいですが、それでも腕が悪いと真っ直ぐ切れません。慎重にいきます。
  なんとか上手く切れました。こちらは溝をすくっておしまい。
  ここは小刀で削ります。木彫りをしているようで楽しい。
  大方削り終えて、サンドペーパーでかるく表面を削り、形を確認しているところです。
  ネックの握りの部分を削ります。写真に写っている小さなカンナでざっくりと削ってから、写真のように小刀で丸みがつくように削っていきます。
  だいたいできました。どうしても削りやすい中央部が先に削れていって、ヘッドとヒールに近い部分が太くなってしまいます。写真でもそれがわかると思います。ここから定規を当てたり、光を当てて影を見たりしながら、太さが一定になるように削っていきます。(2012/10/28記)

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