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#09 Felipe Conde Type P.09

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大物の解体が終わりました。表板と側板に接するライニングは一コマづつ貼るので、ライニングも全部剥がします。
  膠を温水で拭き取って、水分が飛んだら接着面をサンディングして組み立てを再開です。ネックとエンドブロックを表板に接着。この日はここまで。(2012/11/13記)
  側板の接着です。側板をネックに差し込み、ワークボードから少し浮かせた状態にして、表板と側板の間に膠を塗って押さえつけます。ライニングを剥がすのに蒸気を当てた際に、曲げた側板が少し戻りました。そのために少しこの作業がやりにくくなりました。
  スペイン式の場合は、こうやってライニングを一駒づつ貼るのですね。膠をライニングの駒に塗って、指でギュっと押し付けて少しそのままにしてから指を離す。それの繰り返しです。
  低音側の側板とライニングを貼り終えました。 続きは後日。(2012/11/14記)
  もう一方の側坂の接着準備です。膠を塗ったらすぐに圧着できるような体勢を取っておきます。
  膠を塗って、側板を押し付けて、スプールクランプを急いで締めて、ところどころ他のクランプで締め付けてじっと我慢の子になります。実は2回しくじってやり直しました。スペイン式で組み立てるときは、しっかり側板を曲げて癖をつけておくのが肝要です。そうでなければ、ワークボード上にモールドをセットできるようにするか。後者はちょっと難しいかな。モールドもワークボードも、一般的な左右対称ボディ、ベネチアンカッタウェイ、フローレンタインカッタウェイのどのタイプでも作れるようにしているつもりですが、ワークボードとモールドを合体させるような仕組みにしようと思うと、もっと気合いを入れてこれらのジグを作らなくてはいけません。
  側板が接着されるまでの間、やれることをどんどんやります。表板側のライニングを一コマづつ貼って行く、ネックに側板を差し込んだ部分の楔を作る、足りないライニングを用意しておく、などの作業をしてから、ちょっとギターを弾いたりして遊んだりもして、時間を潰します。側板が張り付いたらスプールクランプを外して、裏板側のライニングを貼って膠が乾いたところが左の写真。(2012/11/18記)
  裏板を接着します。膠を湯煎するときに使う温度計が壊れてしまいました。勘で温度をチェックしてもできそうですが、今回は膠を諦めてタイトボンドで接着します。温度計を買ったら、膠を使うことにします。これでようやく、やり直し前の時点まで戻れました。
  ボディが歪んでいたので、裏板も少しずれて接着されていました。その状態で裏板を削ってしまったので、形が少しいびつになっていました。おかしな部分を削って、木目の似た同じ材料で補修します。サンディングしてしまえば、知らなければ気がつかないくらいになります。
  解体するときにだいぶ汚れてしまった表板を#400のサンドペーパーでサンディングして汚れを落とします。水拭きしたら汚れが染み込みそうだったのでサンディングしました。もっと番手の低いサンドペーパーを使えば速いのですが、もうあまり表板を薄くできないので、目の細かいサンドペーパーで、ギリギリ汚れが取れるまで様子を見ながら削り取りました。
  バインディングの溝を切ります。自作したカッター(毛引きみたいなもの)で溝の幅の位置(表板面) と溝の高さの位置(側板面)に切り込みを入れます。今回貼るバインディングは幅は1.5mm、高さは5.5mmです。
  カッターで入れた切り込みを頼りに彫刻刀や鑿で溝を彫ります。これが結構大変。
  こういう木のバインディングを貼ります。これはローズウッドに白黒白の細い木が張り付いたタイプ。
  なんとか表板側のバインディングの溝を彫り終えたところで今日はおしまい。裏板側のバインディングの溝、表板と裏板のパーフリングの溝、テール部の飾りの溝、カッタウェイ部分のバインディングの溝と、まだ彫るところがたくさんあります。ネックの周辺の溝を彫るのが少し難しそうです。まだまだ時間がかかります。このペースだとギター作り一周年の日(12月4日)の完成には間に合いませんな。(2012/11/19記)
  少しづつ進んでおります。なんとか表板側と裏板側のバインディングの溝が彫れました。写真の細い棒が今回貼るバインディング。カッタウェイの周辺が削りにくい。変に力を入れてしまうと余計に削ってしまうので、刃物を砥ぎ直してからの作業です。(2012/11/22記)
  今度はパーフリングを貼る溝を彫る。彫刻刀でチマチマと。
  表板側の溝が彫れて、パーフリングを合わせてみたところ。幅が一定に彫れていないので、ここからヤスリで修正していきます。いやー、これは時間がかかる。機械でやる人の気持ちがわかったような気がします。(2012/11/22記)
  ちょっと間が空きました。パーフリングとバインディングを貼ります。貼る前に少し、パーフリングとバインディングに曲げ癖をつけます。どちらも薄い木を張り合せてあるので剥がれないように、少しだけ水をつけて手早く曲げます。
  曲げが終わったら、パーフリングとバインディングと一緒に貼っていきます。ここはタイトボンドを使いました。ボンドが乾くまでの間は写真のように紐で押さえます。家にあった麻紐を使いましたが、あまり使い易くありません。もう少し伸縮性のある紐の方が良さそうです。けっこう紐で縛るのに時間がかかるので、たぶん膠を使ったら今の僕にはこの作業はできないと思います。この作業のために専用の治具(ワークテーブルみたいなもの)を作る人もいますが、その理由がわかりました。これはけっこう難しい。
  ボンドが乾いたので、出っ張った部分を削り取ります。このバインディングは5.5mmの高さがあるものですが、溝は5mm弱で彫ってありますので0.5mmちょっと出っ張っています。最初は細工用鉋で。
  後半は自作のバインディング削り専用のスクレーパーで削って、表板と面一にします。この場面でしか使わない道具ですが、表板を傷つける心配をせずにガンガン削っていけます。なかなか使い易い道具です。
  カッタウェイの内側はまだですが、表側のパーフリングとバインディングが貼れました。2号機と3号機でセルロイドのバインディングを貼りました。2号機はかなり出来上がりが汚くて、3号機ではまあまあ許容範囲でしたが、このギターでは3号機と同じくらいのレベルかな。あまり上手くできません。この手の丁寧さが求められる加工はどうも苦手です。(2012/11/28記)

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