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国産材クラシックギターの用材を製材する

国産材ギターの第3段はクラシックギターです。
以前製作した桜と栃のLes Paulと欅のLes Paul Jrが思っていた以上に良かったので、今回は箱物で実験しようという企画です。
日本で使うギターですから、日本で育って木を使うというのも面白いと思います。

表板に檜を、側板・裏板・ネックに栗を使います。指板やブリッジにも国産材をと思っていましたが、これを書いている時点では、手堅く黒檀を使う考えでいます。
製材から始めるので、この企画は少し時間がかかります。一旦、ギター用材として使える寸法に切ってからしばらく乾燥させます。

最近、ギター材の価格が上がり気味ですし、良い材料が手に入りにくくなっているように思います。大手の商業的なギターメーカーさんと違って、僕のように年間6本程度の生産規模では大量の在庫を持つというのは無理です。製作のたびに少し余分に材料を仕入れて少しだけ在庫するようにしています。なかなか欲しい材料が手に入らないこともあります。
国内に流通する国産材を上手く使えれば、多少は材料の入手難も解消するかと思って、国産材でやれそうなときはやっていこうと考えています。

木に合わせてギターを作る。これも作り手に課せられた命題の一つです。
すべて手道具で加工することで、木と触れ合う時間を長く持てて木の性質を感じながら作業できますから、木に合わせることに関しては可能性はあると思っています。
最終的に良いギターにならなければ、ギターの形をした置物にしかなりませんから、一般的なギター用材を使用する場合よりも気を使います。

これは側板に使う栗。
2mほどの材料なので、そのままだと部屋に持ち込めませんので外で切ります。
厚みが45mmほどあります。ギター材として販売されている側板の長さは850mm。それより少し長く切ります。

27_Classical_001

裏板とネックに使う栗。
側板用と同様に外で切って部屋に持ち込みます。

27_Classical_002

一番右に写っているのが檜材。細かく目の通った柾板ではありませんが、右半分が柾目に近いので、その部分を使います。

27_Classical_003

この後は、檜板を幅200mmくらいに切ってから挽き割り、裏板材の栗も同様に加工します。側板材は120mm幅にしてから挽き割り、ネック材は、上手く木取りして、たぶん3ピースにします。

栗はマホガニーよりも少し比重が軽い木です。檜はスプルースとあまり変わりません。十分イケると思います。

暑くてこういう作業をするのは疲れますが、木の性質を知るには製材からやるというのは意味があります。

製作記録はこちらです。

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