相州伝の刀工の友人に依頼されて作るMartin トリプルオータイプのアコースティックギターです。これが15号機。14号機のLaprevotteとほぼ同時進行での製作となる予定です。 |
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材料が届き始めています。アイチ木材さんが現在サイトをリニューアル中で一部材料の発注ができていませんが、年明けには注文します。 (2013/12/30記) |
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まだ材料をすべて調達していませんが、シトカスプルースの表板材があったので、 接ぎ合わせる準備をしてしまいます。 |
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2枚の裏表を製材跡が消える程度まで鉋掛けしておしまい。(2015/01/10記) |
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表板の接ぎ合わせ面を作るための使う長台鉋。台が少し歪んでいたので真っ直ぐにします。台にあてがっているのは自作のストレートエッジ。100均店で買ったステンレスの定規ですが、これを自分で加工して真っ直ぐな面を出したものです。最終的にガラス板に当てて直線を確認したので、かなり真っ直ぐだと思います。写真のように当てて台の前後方向が平らになっているかを見たり、刃口の辺りを中心ストレートエッジを回して、台の左右方向が平らになっているかを見ます。 |
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ストレートエッジを当てて時々確認をしながら、立鉋で台を削って調整します。 |
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調整が終わった鉋で接ぎ合わせ面を真っ直ぐに削ります。鉋の刃は仕上げのときくらいの出し方。 |
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2枚合わせて光にかざしてみて、光が合わせた面から漏れてこないかどうかを確認し、上手くできたら、最後に少しだけ接ぎ合わせ面の中央部分を鉋で軽く削ります。 |
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タイトボンドで接着。固定はハタ金で。ハタ金で締め付けると真ん中が浮いてくるので、重い物を乗せたりクランプで押さえたりします。 |
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今回は14号機と並行作業。14号機の方で膠の準備をしている間に、裏板の接ぎ合わせの準備をします。製材したときにできた傷を消すように鉋で削ります。5mmくらいで届いた板を4mm弱くらいまで削ります。 |
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先日いただいたハイス鋼の小さめの鉋。これがよく切れます。鉋だけでローズウッドが仕上がってしまいそうです。(2015/01/12記) |
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表板の接ぎ合わせができたのでボディの形に切り抜きます。 |
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くびれの部分で割れてしまうことがあるので慎重に切ります。ボディの中心線がわかりやすいように、切れ目を入れておきます。この時点ですでに板厚を調整していますから、鉛筆で描いた線を消すのにボディを削りたくないです。 |
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裏板の接ぎ合わせの準備。接着面を真っすぐにします。 |
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バックセンター材を挟んで接着します。 |
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タイトボンド塗ってハタ金で固定。浮き上がり防止のために板を載せてくランプしています。白い紙はクッキングシート。表面に蝋が塗られているのでボンドにくっつきません。 |
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一日置いてボンドが硬化したのでボディの形に切り抜きます。このバックセンター材は寄木細工のように木を貼り合わせて作られたもので、けっこう脆いです。 |
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接ぎ合わせた時点では裏板のローズウッドが4mm強、バックセンター材が3mmの厚みだったので、鉋で厚みを揃えました。写真は湿った布で拭いたあとの状態。 |
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接ぎ合わせ部分を補強する板を貼ります。スプルースの木目を裏板の木目と直行するようにして切り出したものです。タイトボンドで接着しました。 |
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裏板を傷つけないようにマスキングテープで保護し、鉋やサンドペーパーで形を整えます。 |
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こんな感じ。バックセンターが脆いので少し丈夫な補強をしました。(2014/01/14記) |
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