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Opinion - 意見

民間防衛(スイス政府編纂)読んで考えること


表題の本、『民間防衛』は多方面から国防について考えて書かれた、国民向けの国防マニュアルです。
この本の存在を知っている人は多いと思います。
読んだことが無い人は是非読んでみてください。
そして周りを見回してみてください。
あっ、と思うことがたくさんあるから。

この本を読んだ人はたいてい情報戦略や軍事戦略などについていろいろなことを言います。
例えば現在のNHKをはじめ多くのテレビ局が放送しているニュースやドキュメンタリー、新聞などの報道などは偏向しているものが多く、特定の国の利益のためにやっているんじゃないかと疑われることも多い。

ご存知の通り、日本の自衛隊は軍隊ではないなどと言われているし、攻撃力を持ってはならず攻撃されるまでは手を出してはいけないなどと言われる。

なんですか?それ。

戦争の抑止力や防衛のために大事なことが『民間防衛』にはたくさん書かれています。
基本は「この国と戦争しても全滅させることができない、降伏させることができない」と敵に思わせること。

毛沢東は「北京や上海に核弾頭ミサイルを打ち込まれて何100万人何千万人を殺されたとして一向に構わない。人はいくらでもいる。」(原文は違います。だいたいこんな感じのことを言ってます)と言ってます。
人がいる限り抵抗ができますよね。
半分やられても7億人残る。
恐ろしくてなかなか手が出せませんね。
もし支那という国にしぶとく抵抗する決意があれば、こんな国に核弾頭を打ち込んでも無駄なんです。
『民間防衛』にも核攻撃を受けた場合に備えて核シェルターを準備し、国民の多くを退避させて反撃に備えるという考え方が書かれていて、そういう環境を実際に準備している。
核攻撃や細菌攻撃をしても相手を絶滅できなくて反撃してくることがわかっていたら、今の国際社会では周りの非難もあって露骨な侵略的行為や攻撃はできないでしょう。

この本にはそういうことが網羅的に書かれていて良い本だと思いますが、国情の違いかどうか、我が国に適用して考えると足りない感じがします。
そして、この本を読んであることに気付かない人は、この本を読んだことにはならないと思います。

それは何か?

食糧自給率です。
現在の自給率は40%以下(カロリーベース)などと報道されています。
他の基準で見てもこの数値は低い。
そして、多くの食糧は生産するために、自給できていない燃料を使ってます。
だから実質的に自給率はもっと低い。
危険水域かもしれませんね。

食糧が入ってこないと
核攻撃された場合よりも
多くの人が死ぬ

食糧がないと
いくら近代的な兵器を持っていても
戦えない

もし、日本の食糧自給率が100%を超えていていくら攻めても反撃してくるなら、日本に攻め込むには、相当の食糧の補給路を持って行かないと戦線を維持できません。
大東亜戦争でも補給路が断たれて亡くなっていった兵隊さんの方が敵の銃弾に倒れた兵隊さんより多かったんです。
実際に戦争中も食糧を現地調達して要塞化したラバウルなどはアメリカが攻撃を諦めたほど。
蒙古襲来のときだって、日本に上陸して食糧が足りなくなれば、どんなに勇敢な兵士でも戦えません。結局、船に逃げ帰って神風が吹いて破れた。

個人が努力しても戦闘機は買えません。
個人が努力すれば食糧は作れるかもしれません。
国に頼る前に、政治家に不満を言う前に、個人でやれることがあるかもしれない。

ここに気付かないと『国民防衛』に書かれていることを読んだという経験はあなたの頭を少し大きくしただけかもしれません。

kazz12211 について

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ディスカッション

民間防衛(スイス政府編纂)読んで考えること」への2件のフィードバック

  1. 思い出しましたよ。押入れを探したら、埃まみれの『民間防衛』が出てきました。おお懐かしや。
    四方八方国境に囲まれた永世中立国スイスの智慧。その智慧に学ぼうとして買った本でした。それだのに。
    いつのまに、アメリカナイゼーションのお先棒を担いで、せっせと渡米しては雑文を書いて稼いできた私。
    思えばマクドナルド、ケンタッキーフライドチキンの第一号店が銀座、新宿、ホノルルに誕生したのが始まりで。お行儀よかった日本女性が、平気で立って食べたり飲んだり、街の風俗が変わりました。今やどうでしょう。話は飛躍しますが、普天間問題でloopy鳩山と笑われたのは、彼だけの話ではなく自民も民主も同じ。日本国民の全部が真摯に日本とは?問い直すべきなのですね。ハッと氣付かされましたよ。
    日常会話でそういうことを話すような時流になって欲しいと、つくづく思います。氣づかせて下さって有難う。

    いいね

    投稿者: 本多くみこ | 2010/11/02, 9:10 pm
    • 多くの人がなんとなく流されてしまってるんだと思います。自分が日本人なんだとか、日本はこういう国なんだとか、ふと感じることはあっても、はっきりとした自覚を持ってない場合もありますね。
      僕は何年か前に、この自覚というのを獲得した、というか取り戻したと思ってます。それまでは認識が甘かった。反省しました。
      きっかけは、祖母との他愛ない会話を思い出したことです。昔の人はご先祖様を敬うという行動が日常で、会話の中にもそういうことが出てくるんですよね。それを思い出したんです。
      そういうものが軸にあるということを自覚すると、自民だの民主だのという政局論争のバカバカしさが見えてきたり、目につくニュースが違って見えたり、靖国神社で英霊のみなさんに誓うことが変わったりしました。

      いいね

      投稿者: kazz12211 | 2010/11/03, 5:14 am

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