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Opinion - 意見

プログラマーなら常識かもしれないことを徒然に


僕の場合は企業内アプリケーションの開発を主にやっているからこういう考えになるのかもしれません。

良いシステムと言う場合には、いろいろな評価軸があると思います。止まらない、変更しやすい、間違わないみたいなこと。誤動作してしまえば、それはもう「機能している状態」ではないですよね。間違って動いている状態を機能してるなんて言わない。

自分でソフト会社を作ったときは、止めずに機能拡張できるアプリケーション=止まらないし変更しやすいで、人間は間違いを犯すことがあるから、テストしやすい・修正しやすい仕組み、つまり間違いを見つけやすくて、すぐに修正できるアプリケーションを開発できるようなフレームワークを作ってました。

念頭にあるのは、自分がいなくなってもいい状態になれるかです。何年間も修正なしで使えるアプリケーションなら、その期間は自分がいなくてもいいわけです。その期間に修正ができる人を育てられれば、修正する箇所が小さければ、自分は不要になる。永遠に。プログラマーならそう考えるんじゃないかと思います。

完全にはできないけれど、自分を滅することができるかどうか。それが良い仕事かどうかの判断基準になるように思います。極論ですけど方向性としてはそうなんじゃないかと思います。

子供が自分で学ぶ力を持てば、教育しなくても済むわけだから、教える仕事はいらなくなります。

法律で規制しなくたって秩序が乱れなかったら、法律も取り締まりもいらないですよね。

いらないとまでは言わなくても、減らしても良いということになる。

生きる力を身につけるために子供の教育を施そうとするわけですから、教える必要がない=自分で学ぶ力がある方が望ましい。

自然に秩序が保てるなら、アレはダメだコレはダメだなんていう縛りがない方が望ましい。

つまり教育の到達点は教育しなくても良くなることだし、立法者の目的は立法しなくても良くなることです。

教育者は教育者としての自分を滅する、立法者は立法者としての自分を滅する。そういう方向が望ましいということになる。

この望ましいと思えることの正反対をやってることが多いですけどね。一所懸命教えて、一所懸命法律を作る。微に入り細に入り。政治家も役人も学者も医者も、みんな一所懸命仕事を作ってる。

職業において自分を滅する方向というのは、職業で収入を得て生計を維持する必要がない=お金に依存しなくても生きられるようになると実現できそうですが、なかなか大変でしょう。その辺は可能性として頭の隅に置いておきます。

様々な運動をやっておられる方がいます。

例えば、拉致問題に関わっている人は、拉致被害者を取り戻せれば運動を止められる。みなさんそうだと思います。目的が達成できたら、その運動を止められる。「その運動をやっている自分」というものを滅する方向へ行く。

止められたらその後は何をするか考えますよね。止められるようになることがその運動の目的なんだから、止められるようになることを前提にしたら、どうしたって止めた後のことを考えます。いつまでも「拉致被害者を還せー」とやっていたい人は、拉致被害者が戻ってこなければずっとやっていられます。そういう人はなんらかの利権(金)が手に入るとか、それをやることによって何かが満たされるとか、そういう理由があるかもしれません。

「葉隠」の中の有名な一節も、自分を滅する方向を選ぶことの大切さを説いています。生きるか死ぬかという二者択一があったら、迷わず死ぬ方を選ぶのが武士であると言う。武士はそういう覚悟を持てと。恥をかくなと。

自分を滅する覚悟。これがないと、同じことを延々とやります。

何かの運動をするときは気をつけたい点です。

「行動化する」という考え方があります。

これは僕の定義ですが、行動とは「目的がある行為であること」かつ「自分で責任を負える(負う覚悟がある)こと」です。

運動を行動化しようと思うと、一人でやれることをやるという方向に行きます。賛同者が現れたとしても、その賛同者も行動する人なら、この二人はそれぞれに行動して群れない。多少は協力することはあっても、基本は一人の行動が主体。目的だけを共有していて、問題があれば自分で責任を負う。そういう関係でいる状態を仲間であると言う。

権威に寄りかからず、他人の認識を口走るだけでもなく、自ら考える。

「自分を滅する」とか「行動化」とか。あまり難しく考えなくてもいいのかもしれません。

「どういう状態になったらそれを止めるか」「一人でやれることは何か」

そういうことを明確に持てればいいのかなと思います。

kazz12211 について

Working as a OO programmer and enjoying music, bicycle and photography.

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