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漆刷毛や筆を洗うのに


漆刷毛や筆を洗ったり、手に着いた漆を拭き取るために油を使います。これまで漆工用品の専門店から種油を仕入れて使ってきましたが、可能な範囲で代用品を使って費用を抑えようと思い、サラダ油を試してみます。中身は菜種油です。

  
これ食用の油ですが、随分前から極力このタイプの油を料理に使わない食生活に切り替えています。なので、漆刷毛や筆の洗浄に使わなくなったら無駄になってしまいます。

伝統工芸やそれに使われる道具や資材が簡単に手に入らなくなっています。知る人ぞ知るというような業者さんならば扱っているものも多いですが、僕のような今までそういうものと関係のない生活をしていた人が見つけるのは難しいです。

別のブログで道具や資材の仕入先を列挙していますので、やろうと思った人の参考になったら嬉しいです。

http://tsukuruhitobito.wordpress.com
伝統工芸は伝統的な技術を利用して作られた実用品です。芸術品ではありません。実用品である以上はあまり高価なものにはできません。「納得するまでやったら時間がかかっちゃった!」では困ります。また実用品である以上、生活の変化にも対応して、今まで使われなかった用途も開拓しないと先細りになります。そしてそれに従事する人が減っても困ります。

職人の腕自慢みたいなことをして自己満足するとか、過剰な装飾に手間暇をかけて高級品を生産するということに傾倒すると、使ってナンボの実用品にはなりません。お金持ちの趣味を満足させるのが手っ取り早く金儲けするのには良いかもしれませんが、その金儲けが普通の人の生活を苦しめているということも考える必要があると思います。

かといって、作り手は技術を高めなければ、見すぼらしいモノしか作れませんから、技術の向上を怠ることはできません。いつもそこそこのモノを作って満足するわけにもいきません。

高い技術があって、それを実用品に反映していく。高慢になることなく実直にモノを作る。そういう姿勢や考え方を失いたくないと思います。

例えばギターを作るなら、良い音が出て、弾きやすくて、見た目も良く、長く使えて、修理や調整がしやすい、といったことを全て満たすのが最低線で、その為の手間を惜しんではならないと考えます。これらの条件を速く満たして合格ラインに短時間で持って行ければ一人前と呼んでいいかもしれません。遠い道のりです。

手作りだから高いとか、漆を使うから高いとか、付加価値ばかりが全面に出るようなモノづくりにはならないように、小さな改善の繰り返しです。

漆を使うのは、耐久性と見た目の良さを求めているからです。長く使って艶が増していく、あるいは艶が深まっていく漆はとても魅力的です。それと同時に、漆の使い手が一人でも多くなると良いと思って、ブログの記事を書き続けています。

日本人だしね。日本人が育んできたモノづくりの技術や知恵をありがたく使わせてもらって、何人かがそれを継承して絶やすことなく続いていったらいいなと思います。

kazz12211 について

Working as a OO programmer and enjoying music, bicycle and photography.

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