18号機はLes Paul Jrタイプです。今回も国産の木材を使ってみようと思っています。弦長は628mm、ネック仕込角は3.5度、ヘッド角度は17度。ピックアップはP90タイプが1つ、1ボリューム1トーンというシンプルな構成にします。塗装は今回も漆を使う予定です。 |
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型紙はLes Paulのものですが、作るのはLes Paul Jr.です。材料はボディとネックに欅、指板に黒柿です。 |
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Les Paul Jrの製図から輪郭線と部品を取り付ける穴の位置を写しました。(2014/08/11記) |
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ボディ材を切ります。使う鋸は会津の中屋伝左衛門のもの。欅は堅い。 |
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目立てをし直して切りました。この鋸は折れ易いので、切れの悪い状態で力づくでやってうっかり曲げてしまうと折ってしまいそうです。ギター作りでは比較的堅い木材を切ることが多いので、マメに目立てをした方が良さそうです。 |
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輪郭に沿って切り取っていきます。電動工具ほどではないにしても、鋸をひく音は決して小さくありません。密集した住宅街では早めの時間に作業を切り上げなくてはなりません。やれるのは帰宅後1時間くらい。(2014/08/13記) |
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切り取りました。これから側面の凸凹を削って滑らかにしていきます。(2014/08/14記) |
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ボディの輪郭部分を整形します。使うのは南京鉋、平鉋、小刀。ボディの側面が表面(裏面)に対して直角になるようにスコヤを当ててときどき確認しながら削ります。 |
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堅い欅ですが、鉋が切れればなんとかなります。 |
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凹んだ部分は小刀で。急いで力まかせにやると刃が欠けます。 |
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だいたいできましたが、もう1日かかります。(2014/08/15記) |
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まだ側面の成形が終わっていませんが、先に厚みを調整してしまいます。鉋で仕上げるつもりでやります。最終的なボディ厚は46mmにしますが、多少の削り代を残すために毛引きで46.5mmの位置に印をつけてから鉋をかけます。 |
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使った鉋は粉末ハイス鋼の寸八と青紙鋼の寸八。ハイスで厚みを落としていって、最後に青紙で仕上げるというやり方をしました。欅は堅いですが鉋で綺麗に仕上がります。欅の荒々しい感じの木目がなかなか綺麗です。 |
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ちょっとわかりにくいですが46.5mm厚。側面の成形をもう少しやったら、ボディの穴開けと彫り込みの加工です。(2014/08/19記) |
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漆作業中ですので埃を立てられません。その為、なかなか進まない木工です。このギターは非常にシンプルな構成なので、いつも以上に形状をきっちりやろうと思っています。時間をかけます。(2014/09/02記) |
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すっきりした面を作るにはやはり鉋です。鉋で大方の形状を作っておいて、少しだけサンディングなどで整えます。 |
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ボディの輪郭が決まりました。(2014/09/03記) |
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穴開けを始めます。
これは出力ジャックの取り付け穴。21mm径です。
円周部をチップさせやすいので身長にやります。今回は大丈夫でした。 |
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出力ジャックが収まるくらいの深さまで大きな穴を開けて、その置くは少し小さな穴にしました。 |
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ボリュームポットとトーンポットを取り付ける穴です。
自作のスコヤをガイドにしてなるべく垂直に穴を開けます。 ここは8mm径。 |
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ブリッジはテールピースと一体のものでアンカーを埋め込む方式です。
アンカーの径は11.3mmですが、叩き込んでハマるように少し小さめの11mm系のドリルを使います。 |
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