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#27 Classical p.01

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27番目の企画は国産材クラシックギターです。なんとかやれそうな材料が手に入りました。

表板に檜を、側板・裏板・ネックに栗を使います。指板やブリッジにも国産材をと思っていましたが、これを書いている時点では、手堅く黒檀を使う考えでいます。

製材から始めるので、この企画は少し時間がかかります。一旦、ギター用材として使える寸法に木を切ってからしばらく乾燥させます。

27_Classical_001 側板に使う栗。

2mほどの材料なので、そのままだと部屋に持ち込めませんので外で切ります。

厚みが45mmほどあります。ギター材として販売されている側板の長さは850mm。それより少し長く切ります。

27_Classical_002 裏板とネックに使う栗。

側板用と同様に外で切って部屋に持ち込みます。

27_Classical_003  一番右に写っているのが檜材。細かく目の通った柾板ではありませんが、右半分が柾目に近いので、その部分を使います。

この後は、檜板を幅200mmくらいに切ってから挽き割り、裏板材の栗も同様に加工します。側板材は120mm幅にしてから挽き割り、ネック材は、上手く木取りして、たぶん3ピースにします。(2015/08/04記)

27_Classical_004 裏板の木取り。木表がボディの背面になるように使います。この日は時間がなくてこれしかやれませんでした。

今回は製材からなので少し前半は大変です。(2015/08/26記)

27_Classical_005 裏板の輪郭を切り抜きます。何度も向きを変えながら鋸で製図した輪郭線の少し外側を切っていきます。
27_Classical_006 大方両刃鋸で切って、窪んだところは糸鋸で切りました。

穴をたくさん開けてから糸鋸で切る方法もありますが、この方法の方が楽です。(2015/08/27記)

27_Classical_007 ネックに使う栗材です。製材します。
27_Classical_008 上手く木取りしようと思うと寸法にあまり余裕がありません。 まっすぐに切らないといけません。

鋸を引くのもかなり大きな音が出ます。夜の作業は無理ですので、後日、続きをやります。

27_Classical_009 ボディ表板に使う檜です。ここはなるべく柾目で木目が細かい部分を使います。栗に比べると楽に切れる檜ですが、挽き割るのには苦労しそうです。(2015/08/28記)
27_Classical_010 檜の厚板を切ります。

今回は木目の細かい部分を選んで木取りしました。白太の部分が入ってしまいますが、それはそれで模様だと思うことにします。

27_Classical_011  真ん中で割ります。

まずは鋸で切れ込みを入れます。

27_Classical_012 楔を打ち込んで割ります。

速くて合理的な方法です。

27_Classical_013  材料の厚みが十分なので、多少綺麗に割れなくても問題はありません。
27_Classical_014  矧ぎ合わせします。
27_Classical_015  半日ほど放置して矧ぎ合わせは終了です。
27_Classical_016 鉋を掛けて厚みを落とします。

檜の匂いが部屋を満たします。

27_Classical_017 5mmほどの厚みになったところでボディの形に切ります。薄くしてから切るのは割ってしまいそうで怖かったので、この時点で切ってしまいました。
27_Classical_018  更に厚みを落とします。
27_Classical_019 まだ3mm強の厚みがあります。タッピングしてみると、これがなかなか良い響きがします。期待が持てます。(2015/08/31記)
27_Classical_020  側板に使う栗です。

丸ノコかテーブルソーを買おうかどうか真剣に考えてしまいます。(2015/09/26記)

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