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#21 LesPaul p.01

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17号機はLes Paulタイプです。今回は極力、できれば全部、国産の木材を使ってみようと思っています。
2014-05-06 12.04.22
2014-05-06 13.08.06
2014-05-06 13.36.32
友人にもらった桜です。これをボディのバックとネックに使用します。調べてみたら桜とマホガニーは比重が同じくらいです。鳴り方はどうなるかわかりませんが、ギターの重量バランスはマホガニーで作る場合と同じで良いのでやり易いです。国産木材はギター材として入手することが難しいので、製材から始めないといけません。これが一苦労ですが、こういうことも含めて木工です。手仕事でやるのは大変ですが、手でやれるなら、なるべく手でやりたいと思います。

 

2014-05-06 18.11.07 桜材を接ぎ合わせてボディのバック材とします。 これが約33mm厚。鉋をかけて30mm厚くらいにして使おうと思います。(Les Paulにしては少し薄いかも)
21_LesPaul_001 こちらはボディのトップ材。トチです。縮み杢が入ったトチはカーリーメープルみたいで派手ですが、今回使うのは地味なもの。43mm厚で入手したものを鋸で挽き割りします。
21_LesPaul_002 けっこうな時間がかかりました。なんとか挽き割りができましたが、1mmもぶれずに真っすぐ挽き割りできたわけではありません。鋸の刃の幅+ズレでギリギリ18mmくらいの厚みが確保できませいた。鉋をかけて17mm厚くらいが確保できればオッケーですが、かなりギリギリです。
21_LesPaul_003 矧ぎ合わせ面を鉋で整えて接着します。
21_LesPaul_004 ハタ金でガッチリ締め付けて一日置きます。(2014/06/19記)
21_LesPaul_005 桜のボディバック材を平らに削ります。目標の厚みは33mm。桜は鉋をかけやすいです。削っていて気持ちいい。
21_LesPaul_006 時々真っすぐなものを当てて平面を確認します。定規の中央をつまんで左右に回してやると、面の平滑さがわかり易いです。
21_LesPaul_007 真っ平らな33mmのバック材ができました。この桜材は言われなかったらマホガニーだと思うかもしれません。
21_LesPaul_008 ボディトップ材のトチ。接ぎ合わせができたので平面を出します。削るときの感触はほとんどハードメープルでちょっと手強いですが、削り肌はピカピカで綺麗です。

この日は時間が足りなかったので途中で切り上げました。(2014/06/20記)

21_LesPaul_009 平面が出ました。
21_LesPaul_010 図面からボディの形を写し取ります。
21_LesPaul_011 鋸で輪郭を切り抜きます。
21_LesPaul_012 鉋や小刀で輪郭を整え、バック材に輪郭を写し取ります。
21_LesPaul_013 こうやって鋸で輪郭を切っていきます。なるべく線ギリギリで切ると後が楽です。
21_LesPaul_014 クビレの部分などは糸鋸(これが切れない)で切りました。
21_LesPaul_015 トップとバックを木ネジで仮止めして、さらに輪郭を整えていきます。

Gibson社のレスポールはバックがもっと分厚いです。

21_LesPaul_016 輪郭が整ったので再度図面を当てて穴を開ける位置に印を付けていきます。
21_LesPaul_017 トグルスイッチからの配線が通る道。畦引き鋸で切れ目を入れておきます。
21_LesPaul_018 こんなビットを買ってきました。40mm径と30mm径のものです。

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