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#04 オリジナルギター(Stratocasterボディー、2ハムバッカー)p.01

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ギターを作る練習です。
初めてやることばかりですが失敗を恐れずやります。
材料やパーツはできるだけ安いものを選びました。合計で30,000円ぐらいだと思います。

木材はアイチ木材さんから購入しました。写真はハードメープルのネック材とエボニーの指板材。どちらも最低グレードのものです。
ボディー材はアルダーです。2ピースか3ピース。これも一番グレードの低いものです。なんだかこういう大きな木の板を見ると嬉しい気持ちになります。
ネットで探したストラトキャスターの製図をA4で分割プリントして張り合わせて使います。製図の輪郭をシャーペンで木材に写し取って行きます。Macを使っていますがOSXのPreviewは100%で印刷できません。ですから、Adobe Acrobat Readerをわざわざインストールして印刷しました。
PDFはもともとAdobe PostScript Level IIIというものです。PostScriptはページ記述言語と言われているもので、これによって印刷業界は一気に電子化しました。Previewで100%で印刷できないのを知ってがっかりしました。製図の縮尺が変わってしまうというのは言語道断。
Mac OSXのレンダリングエンジンは、元々がNeXTのDisplay PostScript LevelIIだったのをPDF互換に作り直したものです。印刷サイズの互換性は持っていて欲しいです。
バンドソーなどの設備がありませんし、夜の作業なので手でボディーの形を切り出します。シャーペンで引いたボディーの輪郭の少し外側に6mm(だったかな)のドリルでたくさん穴をあけました。
ドリルの穴を糸鋸でつないで行くように切ります。写真は撮影用です。
実際の作業は机にクランプでボディーを固定して、両手でしっかりと糸鋸を持って切っています。
切り出されたボディー。なんか嬉しい気持ちになりました。
ドリルの穴のデコボコをいろいろなヤスリを持ち替えながら削り取って、大雑把にボディーの形を整えました。寝る時間になったので、この日はここでおしまい。まだ粗っぽい成型なので後日キレイにします。
ネットで見つけたストラトキャスターの製図をネック材に貼り付けて輪郭を写し取りました。ネック材の写真右側が水平が出ていたので、そこを基準に中心線を引いて、製図の中心をそこに合わせてから輪郭を写し取ります。
ヘッドのデザインはオリジナル。ストラトキャスター=カッコいい系、自分のデザイン=セクシー系を狙おうと思います。
このデザインは仮のもので、後日変わって行きます。
変わって行きますというと、いかにもそのように考えて作業をしているようですが、正確に書くと、下手な工作だから変わってしまうので適当でいいかな、です。
こういうところは自分で作ると自由でいいです。 気分次第で形が変わります。
ピックアップを乗せてみました。ときどきこうやって未来の姿を想像します。
人生初ルーターです。トラスロッドの溝を掘りました。
GuitarWorksさんから買ったダブルタイプのトラスロッドで幅6mm、深さ11mmの溝を掘る必要がありましたが、初めてのルーター、見事に失敗しました。失敗の原因は二つ。1.6mmのビッドを持っていなかったから3.2mmでやった。2回溝を掘ることになりますが、作業の回数が増えた分、ズレが重なってしまった。2.ルーターのキックバックにビビった。ビビって削らなくていいところを削ってしまった。次回は6mmのビットを買ってからやろうと思います。このドレメルのルーターですが、このプラスチック製のアタッチメントが頼りないです。ルーターを下げるときに力を入れるとグニャっと歪みます。
それでもなんとか掘ってそれらしくなりました。ロッドを入れてみると、ネック側が緩く、ボディー側がキツい。切り出したボディーとこうやって並べると、前進している気になって嬉しくなります。
パーツが全部揃いました。ナット、フレット、ピックアップ、ペグ以外はGuitarWorksさんから買いました。ピックアップとペグはオークションで入手。
トラスロッド溝に蓋をしました。結局トラスロッドが緩い部分はコピー用紙を瞬間接着剤で何枚か貼ったものを短冊状に切って貼りました。トラスロッドの調整ボルトがはまる所は、ドリルで同径の穴をあけて、ヤスリやノミで削ってぴったりハマるようにしました。蓋はネックを切ったときに出た端材です。
キツキツに切り出して、タイトボンドをつけて叩き込みました。
ヘッドの成形を始めます。ストラトキャスターのように指板面と平行な段差にせず、ヘッドの先っぽに向って傾斜が付くようにしようと思います。カッコいいと思ったからです。
ここら辺りも自由でいいです。アルミのアングルで作ったソーガイドとサンディングブロックをノコギリのガイド(これより下に切れないようにするため) にして、ネックに角度をつけて固定してノコギリで切りました。
ヘッドは製図に合わせて大雑把に形を作りました。もっと先っぽを細い感じにする予定です。
先っぽに向って傾斜がついているよという写真。まだ最終的な厚みになっていないので、実際はもう少し傾斜がきつくなると思います。指板からヘッドに向って湾曲するラインはヤスリで大雑把に削ってから、サンディング用の棒にサンドペーパーを巻いて削りました。
ピックアップ取り付け溝のテンプレートです。材料は100円ショップのまな板。厚みが12mmと書いてありましたが測ってみたら10mmちょっとしかありませんでした。トリマーで掘るときのテンプレートは別に作ります。
これではトリマーが脱線しそうですから。
このテンプレートは2つのピックアップの距離を決めるもの(にします。失敗です。)
ブリッジとノブを置いて出来上がりをイメージしているところ。なんかあんまりカッコよくないです。
気のせいだといいですが。
指板の基準面を切り出しましたよという写真。
こういう風に薄い材をキレイに真っすぐ切りたいときは自作のノコギリガイドとタミヤの刃の薄いノコギリを使うことが多いです。
ネットで見つけた計算式を使って求めたフレットの位置をカッターで切れ目を入れて印をつけました。写真に写っているのは100円ショップで買ったデザイン用。替え刃も売ってます。十分に使えるものです。
後でやってもいいんですが、何かの拍子にボディーに傷をつけてしまったので、サンディングして傷を消しました。余計な作業です。
近所のホームセンターで買ったランダムサンダーという機械を使いました。普通のサンドペーパーをクリップで挿む仕組みなので専用品を買う必要がありません。値段は1980円。他の物を買いに行ったのですが、値段を見て買ってしまいました。買わなきゃいけないものは買い忘れてしまい、後日、ネット通販で注文しました。送料がもったいなかったです。
ネックのヘッドもサンダーで厚みを落とします。これだけでは望む厚みにできていませんので、また後日作業を継続します。
ネックの指板の接着面の平出し。まだまだ隙間があります。
ネックの裏側の削り作業。残したいところにシャーペンで線を引いて、そこまでノコギリで切れ目を入れ、ノミで落としてだいたいの厚みにします。
ネックのボディ接合面。
ノコギリガイドでレールを作って、切りすぎないようにしながら、ノコギリで切り落としました。この一つ上の作業とこの作業では、わりとギリギリなところまで薄くしてしまったように思います。もうあまり削り代がありません。薄ーーーーいネックになっては困るので、ここからは慎重にやらなくてはなりません。
「だいたいこんな感じかなー」と握って確かめた写真。指板が乗ってみないとよくわかりませんので、無駄な時間だったようです。
指板と合わせてみたという写真。
ナット溝を切っています。
自作のノコギリガイドを当てて3mmの深さに切れ目を入れます。
深さ3mmを死守するために、ノコギリの刃にマスキングテープを貼っています。
このくらいの精度を要求する切断作業では、このタミヤの薄刃ノコギリを使うことが多いです。
ナット材(牛骨)の厚みを測っているところ。3.3mmでした。
1本目の溝から3.3mmのところにもう1本の切れ目を入れます。
彫刻刀やカッターで2本の切れ目の間を削っていきます。
彫刻刀で大まかに削ったあとはヤスリで底面を平にします。(仕上げはもっと後でやります)
力を入れて押し込むとなんとかハマる幅でした。これも仕上げは後でやります。
フレット溝も切りました。
これは神経を使います。
フレット溝切りに参加した道具たちも写真に収めました。
今日はここまで。
トリマーが脱線。
ごまかします。シースルーの塗装にしたかったんですが、塗りつぶし塗装になるかな。 ギターを作っているというよりは、ギターを修理しているようです。やれやれ。
ボディー材の端材を切ってボンドで接着しました。ヤスリやサンドペーパーで形を整えて(遠目で見れば)継ぎ目がわからないようにしました。
叩き込むとハマるくらいの幅です。
ネックポケットの深さは17mmのつもりでトリマーで掘りましたが、17.3mmくらいになってました。ボディーの表面をまだ削るからこれくらいでいいかな。
ボディーの裏側の成形。
鉛筆で削りたい形をフリーハンドで書いて、ノコギリで何本も切れ目を入れ、カンナで落としてから、ヤスリとサンドペーパーで削るという作業です。
ピックアップを付けるところを掘りました。トリマーが巻き上げた木の屑が目に入ってウワっとなった拍子にトリマーが掘っては行けないところを掘りました。ネックポケットに続いて失敗。ここも誤摩化します。後で気がついたことですが、テンプレートを削ってしまうようなビットで彫ったのが原因かな。忘れないうちにビットを買っておこうと思います。
ボディの表の成形。これも鉛筆で削りたい形をフリーハンドで書いて、ノコギリで何本も切れ目を入れ、カンナで落としてから、ヤスリとサンドペーパーで削るという作業です。
気に入らないのでもっと削るつもりです。
外見的にはほぼ完成形。ピックアップの間隔はレスポールと一緒です。偶然ですが、ネックとボディーのセンターが合っていました。
ちゃんと測ってるので合って当然なんですが、工作技術が未熟なので測った通りに作れません。だから偶然です。今日はここまで。
重たい木のブロックに両面テープでサンドペーパーを貼り付けてネックの指板接着面を平にします。木のブロックは近所のホームセンターで見つけたものです。
指板は厚さが8mmほどあったので6mmまで落として接着面を平にします。このやり方ではなかなか厚みが落とせません。夜だからサンダーは使えないし。カンナを使った方がいいんでしょうけど、カンナの使い方が下手なので躊躇しています。指板材の厚さを落とすための治具を作って失敗しにくいように準備してからカンナを使おうか、このままひたすらサンディングするかを悩んでいるところです。この日はここまで。
テレキャスターキットのネックの仕上げもやってました。
2mmも厚さを減らすにはサンディングでは拉致があきません。
カンナを使いたいと思いますが、カンナがけがとにかく下手なので削り過ぎにならないように治具を作りました。(ギター作りに使う道具)時間がなかったのでこの日はここまで。(2011/12/14記)

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